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社長ブログ お墓の情報満載!! 2015年4月アーカイブ

今一度「お墓のデザイン」を考える!(8・最終話)構造あってのデザイン「主役はご遺骨!」 (神戸・兵庫のデザイン墓石編)

何のためにお墓を建てるのか?

以下のブログからの続きです。最初からご覧になってください。

(1)美しいだけではデザインと言えない!
(2)デザイン墓石は誰がデザインするのか?
(3)何故、プロがデザインしないのか?

(4)素人のデザインで意外と消費者は納得!
(5)知的財産に対する考え方
(6)デザインは全体のバランスが大切!
(7)やはり石材店選びが重要!


ここまで「お墓のデザイン」について色々と書いてきましたが、
そもそも、お墓っていったい何のために建てるのでしょう?


○「うちにもお墓があるが、ご先祖様のためじゃないの?」

○「亡くなった人を祀るための場所でしょう?」

○「家族が引き継ぎ、代々守っていくものだと思うけど...」


そうです、お墓は大切な家族やご先祖様をお祀りするところなのです。


そして日本人は、はるか昔から亡き人を長きにわたって供養し、
また、残された者の心のよりどころとしてお墓参りをしてきました。


○「喜びや悲しみをご先祖様に報告に行く」

○「迷ったときに心を落ち着かせに行く」

○「今自分がいることを感謝する」


このように、お墓はご先祖様と対話する大切な場所なのです。


ご遺骨や遺品などを埋葬してこそ「お墓」となる!

通常、お墓の中には、亡くなった方のご遺骨を埋葬します。

古いご先祖様の場合は、土葬で埋葬されていることも多く、
周辺の「お土」を採り、新しいお墓に納める場合もあります。


また、戦争や災害、事故などの原因により、ご遺骨がない方もいます。


その場合には、ご遺骨の代わりに遺品などを埋葬したりしますが、
「ご遺骨」が手元に無いということは、どれほど悲しいことでしょう。


本来は、遺品ではなく、ご遺骨を埋葬して供養をしたいのです!


お墓にご遺骨を納める場所を「カロート」と言いますが、
ここは、大切な方のご遺骨を納め、寝室となる場所なのです。


カロートにご遺骨を納めるためにお墓が必要なのです。


だから、「主役はご遺骨!」なのです。


そして、カロートは、主役である「ご先祖様の寝室」なのです。


主役の寝室にふさわしい構造のカロートであるべき!

お墓のカロートの構造は地域によって大きく異なりますし、
骨壺の大きさや納骨方法も同様、地域ごとに違います。


1.納骨の方法.gif


納骨方法も、骨壺に入った状態でそのままカロートに納める方法と、
綿や麻の納骨袋にご遺骨を移し替えて「お土」に還す方法があります。

私の地元である兵庫県、そして、大阪府、京都府など近畿地方では、
後者の「お土」に還して納骨をする方法が最近では一般的のようです。


2.さまざまな構造のカロート.jpg

また、カロートの構造も、明らかに地面より上にある「丘カロート」型、
地面より下に納骨スペースがある「地下カロート」や、
両者の中間である、地上線上に設置するカロートがあります。

近畿地方では、地下カロートや地上線上のものが多く、
いずれも、カロート内に水が浸入するのが当たり前の構造です。


そして、それが当たり前とされてきました!


石材店はもちろんのこと、消費者もあまりそのことに頓着しません。


...というより、石材店側もお客様からご注文を頂く際に、
「従来からのお墓の構造ならカロートに水が入ります」とは言いません。

納骨が終わった後には、納骨質の入口をセメントで目地止めしますので、
消費者からすれば、これで水は入らないと思っているかも知れません。


セメント目地の耐久性は永久ではありません。


いずれ目地切れが生じ、隙間から水が入ります。


カロートに水が浸入しない墓石

私も、他の石材店と同じく、近畿地方の墓石の構造だと、
カロート内に多少の水が入るのはやむを得ないと思っていました。

しかし、その考えを改めされらるきっかけになったのが、
富士山万歳様(仮名)からお墓づくりのご縁を頂いたことからです。

お父様を亡くされ、建墓を考えておられた富士山万歳様は、
母親の実家のお墓のカロート内が水浸しになっていたことから、
「カロート内に絶対水が浸入しない」墓石を建てようと思われ、
富山でお墓の無料相談サイトを主宰する宮崎様に相談されたのです。


宮崎様のサイトはコチラまで!
「お墓の値段はいくら?富山のお墓の営業マン、
宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。」


                    
常々、構造重視のお墓を提唱されておられる宮崎様は、
富士山万歳様に何社かの石材店をご紹介されました。

私どもも、カロート内に一滴の水も入らない構造の墓石なんて、
これまで考えたこともなかったので設計は正直難航しました。

しかし、よくよく考えてみると、納骨方法はともかくとして、
主役であるご遺骨を納める部屋に水が入って良いわけがありません。

試行錯誤で設計に取り組みながら、何度かの設計変更の結果、
これまでにない構造の墓石をおつくりさせて頂くことができました。

企業秘密につき、詳しい構造をお見せすることはできませんが、
「ここまでするか!」と言われるほどの構造にて設計し、
2016年(平成28年)2月に特許出願の運びとなりました。


富士山万歳様の建墓記録のブログはコチラまで!


これを機に、当社では「水の入らないカロート」に積極的に取り組み、
今では、和型墓石だけではなく、デザイン墓石にも取り入れています。


ずっと雨漏りのする家で耐えられますか?

もし、あなたの住んでいる家が雨漏りしたらどうしますか?


3.家の雨漏り.jpg

それも、あなたが寝ている寝室の雨漏りです!


毎日その状態で、あなたは眠ることができますか?


絶対無理ですよね!
すぐに、雨漏りの修理を依頼するでしょう。

けれども、ご先祖様はそんな状態であっても何の文句も言わず、
今現在も、そして、これからも黙ってそこに眠り続けているのです。

いや、もしかしたら、何か訴えているかも分かりませんが、
お参りする側が気づいてあげてないだけなのかも分かりません。


見た目のデザインが美しいだけの墓石は全くダメということです。


やはり「構造あってこそのデザイン」でしょう!


ふと、関西のお店"がんこ寿司"の昔のCMのキャッチコピー、
「きれいなだけでは叱られます」を想い出しました。


4.がんこ.jpg

お墓も正にそのとおりだと思います。


このシリーズ"今一度「お墓のデザイン」を考える!"の第一話、
(1)美しいだけでは「デザイン」と言えない!」の中でも書きましたが、


美しさに加え、「使いやすさ」「機能性」「構造」など、
デザインをすることによって"何かの問題が解決できる"こと。


これでこそ、本当の「デザイン」であると私は思います。


それは、デザイン墓石に限らず、和型墓石でも同じことが言えます。



              ~おわり~



▸オリジナルデザインのお墓を建てるには?
http://www.daiichisekizai.com/story/2013/07/entry_2951/


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今一度「お墓のデザイン」を考える!(7)やはり石材店選びが重要! (神戸・兵庫のデザイン墓石編)

消費者がそのデザインを気に入るかどうか?

プロがデザインしようが、素人がデザインしようが、
最終的に、消費者がそのデザインを気に入るかどうかです。

ルイ・○○トンやエ○○スなどの有名ブランド品に関しても、
人それぞれによって、デザインの好みが異なりますし、
ブランド品なんて全く興味がない方もいらっしゃいます。

1.消費者がそのデザインを気に入るかどうか?.jpg

ルイ・○○トンやエ○○スなどの有名ブランド品は、
もちろん、プロの一流デザイナーがデザインをしていますが、
消費者にとっては、そんなものはどうでもいいことなのです。


結局は「好き」か「嫌い」かのどちらかなのです。


お墓のデザインにも同じことが言えます。


「プロのデザイン」か「素人のデザイン」かという問題ではなく、
消費者が「好む」か「好まない」かが大きな問題です。

こうなると、お墓を購入する消費側と、石材店の営業担当者、
デザイン・設計担当者との相性が問題になってきます。


要は、相性や感性が合うかどうかです!


つくり手で出来栄えが大きく変わる!

次に、見た目のデザインは気に入ったとしても、
石の質や加工精度など、品質に問題はないかどうかです。

デザイン墓石の場合、通常は(おそらく90%以上)、
日本国内で加工されることはほとんどありません。


ほとんどが中国の石材加工工場でつくられるのです。


そして、中国の石材加工工場に直接依頼する石材店は極めて少なく、
石材商社を通じて墓石の製作を依頼するのが大半です。


詳しくはコチラまで
あまり知られていないお墓の流通経路



2.多くの墓石がつくられる中国の石材加工工場.JPG

そうなると、お墓を注文した石材店が、大手であっても、
老舗であっても、品質の良し悪しとは何の関係もありません。

その石材店から、依頼を受けた石材商社が、
中国のどこの工場に製作を依頼するかで品質が異なります。

ちなみに、ルイ・○○トンやエ○○スなどの有名ブランド品は、
見た目の好みはともかくとして、とても丁寧につくられています。


これが、お墓と有名ブランド品とは大きく違うところです。


良いお墓づくりは石材店選び!

良いお墓ができるかどうかは、最終的にはやはり「人」。

消費者の好みに合わせてデザインを考えていく、
和墓と違いデザイン墓石となると、なおさらのことです。

経営者のモノの考え方や方針、営業担当者の人柄など、
満足のいくデザイン墓石ができるかどうかは「人」次第です。


余談になりますが、私は仕事柄、中国に行くことが多いのですが、
ホテルの部屋に飾られている絵が歪んでいることがよくあります。


過去に、二度や三度のことではありません。


1センチ程度の傾きは、ごく普通に見られる光景です。


ひどい場合は、数センチも傾いているのです。


おそらく、部屋の掃除をするスタッフも気にしないのでしょうし、
その人たちの上司も、特にそのことを指摘することもないのでしょう。

そして、その部屋に泊まる宿泊者の中にも、
この歪みが気になる人と気にならない人がいるはずです。

たとえば、この歪みが気になる人が設計や加工をした墓石と、
気にならない人が携わった墓石とでは、出来栄えは同じでしょうか?


私、個人的には、墓石の出来栄えは大きく違うと思います。


3.庵治・牟礼の職人による蓮華加工風景.jpg

上の画像は、デザイン墓石ではないが、日本三大石材加工地の一つである、
香川県・高松市、「庵治・牟礼(あじ・むれ)」のやくもの職人、
松原 勲氏による、墓石の蓮華加工の下準備をしているところです。


そして、見事な庵治型上下蓮華加工が出来上がりました(下図)。


4.庵治型上下蓮華(国内加工).JPG

一枚一枚の花弁が薄く反り返った蓮華加工は、正に「匠の技」です。


以下の中国で加工された蓮華加工と比べると一目瞭然です。


5.上蓮華加工(中国加工).JPG

花弁が厚く、全体にボテッとした感じです。


これは、加工技術力の差はもちろんのことですが、
それ以前に、根本的な「こだわり」の度合いの差です。



今回は、明らかな出来栄えの違いを解って頂きたく、
日本と中国の蓮華加工の差を例に挙げましたが、
通常の墓石の加工においても、工場によって大きな差が生じます。

これは、「日本だから」「中国だから」という問題ではなく、
加工工場によって、製品の精度が大きく異なります。

「ここまでするか!」という工場もあれば、
「これで十分でしょ!」という工場もあります。

これは、「日本」「中国」という問題ではなく、
それぞれの工場の経営方針に起因するところが大きいのです。


家でも墓石でも、ちょっとしたことで大きく変わるのです。
ただ、そのことを消費者が分からず、見抜けないだけなのです!


そうなると、やはり「石材店選びが最も重要」ということになります。



                                        ~つづく~



オリジナルデザインのお墓を建てるには?
http://www.daiichisekizai.com/story/2013/07/entry_2951/


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