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社長ブログ お墓の情報満載!! 2015年12月アーカイブ

これでいいのか!?墓石業界!(3)デザイン盗用なんて当たり前

2020年開催予定の「東京オリンピック・パラリンピック」エンブレムが、
ベルギーにある劇場のロゴに酷似している、というパクリ疑惑が、
2015年の夏に話題となり、このエンブレムの使用は中止となりました。

このように、他のデザインを無断で模倣・盗用することは、
意匠権侵害等、知的財産の侵害として取り締まりが厳しくなっています。


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中国では、コピーをすることに対して罪悪感はないようですが、
日本や欧米諸国では、デザインの盗用は立派な犯罪なのです。


では、墓石業界では、デザイン盗用問題は存在するのでしょうか?


結論から言うと、他人のお墓のデザイン盗用なんて当たり前です。


パクリ放題と言うのが現状です。


昭和の時代の墓石と言えば、地域による違いはありますが、
関西方面だと、和型3段もしくは、芝台付きの4段が基本です。

それ以外のカタチの墓石となると、五輪塔や宝篋印塔、
主にキリスト教徒用の「オルガン型」と呼ばれる洋型墓石くらいでしょう。

それが、平成の時代に入ると、オルガン型墓石ともひと味違う、
自由な発想で個性を前面に打ち出したオリジナルデザインの、
「デザイン墓石」と称される墓石が登場してきました。


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そうなると、これまで和型墓石だけをつくり続けてきた石材店も、
消費者の希望に対応し、デザイン墓石の注文に応じる必要があります。

ただ、ひと口に「和型墓石」「デザイン墓石」と言いますが、
実際には、全く別次元のモノづくりであると言ってもいいでしょう。

例えて言うなら、今まで伝統的な蕎麦屋一筋でやってきたお店が、
ある日突然、フランス料理を始めるくらいの違いがあります。

お墓づくりには、モノづくりという加工の難しさも当然ありますが、
無形の「デザイン」を考えるというのも簡単なことではないのです。


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だから、服飾でも、宝飾でも、建築でも、広告でも、工業製品でも、
それぞれに、プロのデザイナーという職業が存在するのです。

ここ最近でこそ、「墓石デザイナー」たるものが存在しますが、
平成の初めころには、墓石専門のデザイナーは居ませんでした。


弊社もグラフィックデザイナーにデザインの依頼をしておりました。


もちろん、プロに依頼するわけですからデザイン料が発生します。


この「デザイン料」が石材店にとっては理解できない代物なんです。


墓石業界では、石を仕入れる、加工賃や施工費を支払うなど、
お墓をつくる工程に生じる費用を支払うことに関しては当然なのですが、
「デザイン」という無形の知的財産にお金を支払うことは、
もったいない、納得できないと考える経営者が非常に多いのです。


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それに加え、他人のお墓のデザインをパクルという行為に、
罪の意識を感じている人が、他の業界と比べ少ないと言えるでしょう。

だから、お客様からデザイン墓石の相談を受けた際に、
「気に入ったお墓みつけてくれれば同じものをつくりますよ!」
...なんてことを、お客様に対してごく平然と言えるのです。

そして、石材店の営業マンが、白昼堂々と他人のお墓の中に入り、
墓石から外柵、付属品に至るまで、各部材の寸法を隅から隅まで測り、
さまざまな角度から写真を撮りまくっている姿を時々見かけます。


これって、不法侵入にならないんでしょうかね?


過去には、墓石のデザインに関して訴訟問題にまで発展し、
被告(デザイン墓石の意匠権を侵害した石材店)の意匠権侵害を認め、
和解金として300万円を原告(意匠権をもつ業者)に支払うよう、
勧告されたケースも出ているのですが、残念ながら氷山の一角です。

デザインの盗用は不正競争防止法違反に抵触し、
原則として、10年以下の懲役、又は1,000万円以下の罰金の、
懲役と罰金の両方を科することができるなどが定められています。


他人のモノを盗むことはもちろん犯罪行為ですが、
デザイン等、知的財産を盗むこともりっぱな犯罪です!


石だけではなく、デザインにもお金が掛かるのです。



           ~つづく~



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