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社長ブログ お墓の情報満載!! 2017年1月アーカイブ

良いお墓づくりのための基礎知識(5)自社施工の墓石なら安心か?

以下のブログからの続きです。最初からご覧になってください。

(1)自社加工の墓石なら安心か!?
(2)中国産墓石の流通経路
(3)国産墓石は全体の20%しかないのか?
(4)石材産地の加工専門工場でつくる墓石


これまでのブログでは、墓石の加工について書いてきましたが、
今回は墓地での施工・工事について述べさせていただきます。

家やビルの建築から橋やダムなどの大規模工事の場合まで、
建設業界では、「設計:〇〇設計事務所」「施工:△△建設」など、
設計を請け負った会社、施工を請け負った会社の名前が、
工事現場の看板に書かれているのを見たことがあると思います。


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また、このように表に名前が出ている元請け会社以外にも、
私自身「下請け」という言葉は好きではありませんが、
下請けや外注先のように表に名前が出ない会社もあります。

これは、何も建設業界だけに限ったことではなく、
自動車業界や家電業界など世の中に流通していている、
ありとあらゆる製品の多くはこうしてつくられています。

お墓づくりも、原石の採掘に始まり、石の加工、文字彫り、
そして、墓地での施工という流れでお墓が建ちあがっていきます。

石が採掘され墓石として加工されるまでの過程については、
これまでの(1)~(4)のブログに書かせて頂いたように、
様々な加工・流通経路で墓石製品が出来上がっていくのです。

墓石の加工で、やたら「自社加工」が強調されているように、
施工の分野でも同様「自社施工」という言葉が数多く出てきます。


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「自社加工」とは、石材店自らが石を加工して墓石をつくる。


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「自社施工」とは、石材店自らが墓地で施工してお墓を建てる。


前述の建設業界や自動車業界、家電業界などで例えると、
下請けや外注業者を一切使わず、全てを自社で行うということです。

これらを「うたい文句」にしている石材店のホームページには、
まるで決まり文句の様に「自社施工だから安心!」とか、
「下請けに丸投げはしておりません」などと書かれています。

これだけ、「自社○○」「自社△△」を強調するのは、
私が知る限り、おそらく石材業界だけではないでしょうか。


さて、本題です!


「自社施工」なら安心???


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いったい何が安心なのでしょうか?


お墓を注文した石材店が、自社で施工をすれば良いお墓で、
下請けに外注すればお墓の施工は悪いという事でしょうか?


自社施工なら○?


外注施工なら×?


現代社会においては、全てを自社で囲い込むのではなく、
各分野で得意な技術を持つ会社を取り入れているにも関わらず、
墓石業界に限っては「自社施工」が全てなのでしょうか?

これって、自社施工を行っている石材店には腕の良い職人がいて、
他の石材店から仕事を受ける、施工を専門とする業者には、
腕の良い職人がいないってことになりますよね!


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カウンターで親方自身が握る板前寿司は全て美味しいのか?


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オーナーシェフ手づくりのケーキは全て美味しいのか?


それなら、母親がつくる"おふくろの味"の料理も、
自分の家でつくるわけだから「自社施工」のようなものなので、
他人の誰もが食べても美味しいってことになりませんか?


決してそんなことはないでしょう。


親方自身が握ろうが、ネタとシャリが悪ければまずい、
オーナーシェフ手づくりのケーキも絶対美味しいとは言えません。

おふくろの味は、それをずっと食べてきた家族の味であって、
他人が食べても必ずしも美味しいものとは言えないでしょう。


お墓の施工も同じく、自社施工=安心ではないのです。


問題は「自社施工」「外注施工」ということではなく、
お墓の注文を受けた石材店が、墓石の加工・施工に対して、
どのような基準点を設けてお墓づくりをしているかによるのです。


例えば、墓地の基礎工事を例にあげましても様々です。


①基礎工事を全く行わない業者。

②ごくわずか(数センチ)地面を掘り、
 ワイヤーメッシュとモルタルで仕上げる業者。

③ある程度の深さ(地域により異なる)まで地面を掘り下げ、
 砕石を入れワイヤーメッシュとモルタルで基礎工事を行う業者。

④ある程度の深さ(地域により異なる)まで地面を掘り下げ、
 型枠を組み、割り栗石を入れ砕石を敷き詰め、十分に転圧をし、
 D10以上の鉄筋配筋の上、生コンを使用した基礎工事を行う業者。


基礎工事とひと口に言っても、大まかにこの様に分かれます。


これは全ての基礎工事の仕様ではなく、あくまでも一例です。


寒冷地仕様の場合は基礎の厚みが違ってきますし、
軟弱地盤の場合には地盤改良工事が必要となります。

ただ言えることは、自社施工だから④の基礎工事を行い、
外注だから①もしくは②しかしないなんてことはありません。


逆に、自社施工であっても、基礎工事も行わない業者もあります。


要は、お施主様から注文を受けた石材店が、墓地での施工に、
どれだけの手間と時間と費用を掛けようと考えているかです。

お墓の施工は、建築物のように工事の規模が大きくないので、
外注のような分業は必要ないという考えもあるでしょうが、
建築レベルの施工を望むお施主様もたくさんいるのです。


私自身は自社施工自体を否定しているわけではありません。


ただ、「自社加工だから安心」「外注=丸投げ」という考え方は、
今の時代には極めてナンセンスというしか他ありません。


ちなみに、私どもの会社は自社施工ではありません。


全てを協力会社(※外注先)3社様に施工をお願いしておりますが、
決して丸投げではなく、当社のスタッフも現場に常駐しております。
(※当社では「下請け」という言葉は使いません)

また、協力会社様には、基礎工事の仕様から養生期間の指示、
その後の工事工程に至るまで細かく指示をさせて頂いております。

「第一石材の仕事は大変!」と言われてもおかしくないくらい、
重箱の隅をつつくような事細かな要求をしているにも関わらず、
いずれの協力会社様も本当に丁寧な施工をしてくださいます。

「偉そうに言うおまえの会社の施工はどうなんだ?」
...と言われそうなので当社の施工を少しご紹介します。


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先ずは基礎工事ですが、当社ではワイヤーメッシュは使用しません。
    D10以上の鉄筋を配筋し、基本的には生コンを使用します。

・当社の基礎工事について詳しくはコチラまで

これで第一段階の基礎工事が終わり、
最低1カ月以上の養生期間の後に次の工程に移ります。


基礎工事はこれで終わりではありません。


最近はみかげ石張りの外柵を希望される方が多いので、
エフロ(白華現象)防止のための下地基礎工事を行います。


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・エフロ(白華現象)防止の下地基礎石工事についてはコチラまで

全ての基礎工事が終わると、次は外柵(巻石)設置工事です。


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・外柵(巻石)設置工事についてはコチラまで

そして、いよいよ最後の工程の墓石及び付属品の設置工事です。


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・墓石及び付属品の設置工事についてはコチラまで

こうして、ようやく1基の墓石の完成に至るのですが、
基礎工事開始から完成までに2カ月ほどの期間を掛けています。


私どもは、ここに紹介した工法が完成形だとは思っていません。


もっと、より強固で耐久性に優れた工法を模索しながら、
常に消費者の方々に安心して頂ける施工を目指しております。

これからお墓の建立を考えておられる消費者の方々には、
「自社施工なら安心!」などの言葉に惑わされることなく、
その石材店が、どの様な仕様の施工を実践しているのかを、
しっかりと確かめることが、良いお墓づくりに近づく秘訣です。


お墓の施工には「建築基準法」のような規定法律がありません。


自社施工であれ外注であれ、全ては石材店のモラル次第なのです。



                              ~つづく~



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良いお墓づくりのための基礎知識(4)石材産地の加工専門工場でつくる墓石

以下のブログからの続きです。最初からご覧になってください。

(1)自社加工の墓石なら安心か!?
(2)中国産墓石の流通経路
(3)国産墓石は全体の20%しかないのか?


自分自身が石材店・墓石店に注文したお墓が、
どこでつくられているかを知らない消費者は意外と多いので、
これまでのブログで、「①皆さまがお墓を購入される石材店」と、
②中国など外国の石材加工工場」についてご説明いたしました。


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今回は、最後の「③石材産地の加工工場でつくられる墓石」、
いわゆる、石が採掘される場所にある工場でつくられる墓石です。


日本国内には、数多くの石材産地があります。


石が採れる地域には加工を専門とする工場が集まっているのです。


その中でも、最も有名なのが、日本三大石材加工地と呼ばれる、
香川県高松市の「庵治・牟礼(あじ・むれ)」地方、
愛知県の岡崎地方、茨城県の真壁(まかべ)地方です。

これらの産地加工工場では、主に国産墓石の加工をしています。
(注文があれば外国産石材の加工もします)

「自社加工」「中国加工」と国産墓石はいろいろありますが、
最も安定した精度の墓石提供が可能なのは産地加工工場でしょう。


その理由は数々ありますが...


①石材産地なので石の取り換えが容易。

②原石のストック量の豊富さや入手経路が確立。

③最新の加工機械を揃えている工場がある。

④あらゆる注文に対応できる石職人がいる。

⑤採石丁場との太いパイプがある。



...などが、挙げられるでしょう。


では、一つずつご説明いたします。


先ず、①の「石材産地なので石の取り替えが容易」ですが、
例えば、日本一高価な墓石材「庵治石」に関して言いますと、
山から切り出した庵治石の全てが使えるわけではありません。


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全てどころか、良質の庵治石墓石として使えるのは、
採掘された石の全体量のわずか3%程度しかないのです。

そのため、切ってダメなら別の石、また別の石と、
次々に新しい石と取り替えていく必要があるため、
採石丁場に近い加工工場でないと良い製品が出来ないのです。

また、庵治石ほど歩留まりの悪い石は極めて少ないですが、
どの石も全てが墓石として使用できるわけではありませんので、
②の原石のストック量や入手経路が確立されている等も、
良い墓石製品づくりをするためには大切な要因です。


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産地加工工場は自社加工の石材店と比べると生産量が多いため、
多くの量の原石流通があるのが大きな強みとなっています。


また、良い製品をつくるには良い機械も必要なのです。


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何十年も前の加工機械と最新のものでは性能が違います。


それは、そのまま研磨精度など、製品精度に直結するのですが、
機械によっては何千万円もするので、そう簡単に導入はできません。

では、産地加工工場なら全てが最新の機械を使っているかというと、
決してそんなことはなく、古い加工機械を使っている工場もあります。

良いお墓づくりには、石の良さや石職人の技術力の差もありますが、
使用する加工機械によって製品の仕上がり具合も違ってくるのです。


そして、④の産地加工地には様々な加工を専門とする工場があります。


産地加工工場の中でも主流である、墓石や霊標などの加工工場。


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墓石の蓮華加工などの「やくもの(特殊加工)」専門工場。


燈籠づくりを専門とする工場。


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お地蔵様の製作などの彫刻工場。
文字彫り専門工場など、あらゆる分野の工場が集まっています。

したがって、産地加工工場の一社と繋がりを持つことにより、
ありとあらゆる分野の専門加工が可能となるのも大きな強みです。

最後に、産地加工工場は、⑤の採石丁場との太いパイプがあることも、
良いお墓づくりには、最も重要な要因の一つです。

良い素材を、腕の良い石職人が手間暇かけて加工し、
そこに良い加工機械が加わってこそ最高の墓石ができます。


それには、元となる良い石の入手ルートが確立されているかどうかです。


採石丁場を経営する山主と加工工場との人間関係次第で、
どこの工場に最も良い石が入るのかが決まるほどなのです。


これに関しては、魚の世界によく似ています。


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最高級のマグロは、築地市場を経て行先は決まっています。
それは、一流の料亭や寿司屋に渡されるのです。

石も同じで、最高級の庵治石の行先は決まっているのです。
そのパイプをどの産地加工工場が持っているかです。


これは、庵治石に限らず、大島石や天山石も同じです。


採石丁場や仲買人とのパイプの太さや絆の深さによって、
どのランクの石がどのくらいの値段で入るのかが決まっています。


一般消費者が買いに行っても手に入るものではありません。


このように、国産墓石の加工の中では最も信頼度の高いのが、
石材産地の加工工場なのですが、その中でもピンキリです。


全ての産地加工工場の製品が良いわけでないのです。


墓石の品質もピンキリなら、値段もピンキリです。


とことん品質にこだわり、値段の高い工場もあれば、
品質も悪くゴマカシ加工もする代わりに値段の安い工場もあります。


これは、何も墓石に限ったことではありません。


札幌のラーメン横丁で食べるラーメンは全て美味しいですか?


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神戸や横浜の中華街で食べる中華料理は全て美味しいですか?


これらの地域も、ある意味「産地加工」と同じですが、
決して全ての店が美味しく良心的な価格ではないはずです。


美味しい店、まずい店、高い店、安い店と様々なはずです。


国内加工の墓石だから安心とは言えないのですよ!


中国の安い値段の石材加工工場と同じく、
日本でもゴマカシ加工をする産地加工工場もあるのです。


要は、消費者が選んだ石材店が、どの石材商社を通じて、
どこの産地加工工場でつくられるかで良し悪しが決まるのです。


「国内加工」というだけでは良いお墓が出来るとは限りません。


「産地加工の国産墓石なら安心!?」とは言っても、
最終的には「石材店選び」ということになってしまうのです。




                             ~つづく~




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