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平成21年9月13日
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墓石を産地と色で選ぶ
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【国産/青】庵治石中目
庵治石中目(あじいしちゅうめ)
産地:香川県高松市
【石材物性データ】
・見掛け比重 2.66t/㎥
・吸 水 率 0.1%
・圧縮強度 147N/m㎡
・岩石分類 花崗岩
「庵治石」の産地は香川県・高松市の東、
庵治町と牟礼町の境、庵治半島のほぼ中心に位置します。
庵治町久通(くず)、牟礼町久通というように
町境の久通集落の少し庵治に入った所に
御用石という丁場がありました。
高松のお殿様御用達の石を出した所ですが、
このあたりが「大丁場(おおちょうば)」で、
今でも庵治産地の中心となっています。
「庵治石」の採石丁場には、
約50事業所ほどの丁場がありますが、
中でも最良質の「庵治石細目」「庵治石中目」が
産出されているのは「大丁場」からです。
庵治石の中の庵治石...それは大丁場の石のことです。
「庵治石」の特徴は、風雪に耐える堅い石質、
優美な光沢ときめの細かな石肌です。
花崗岩の主成分は石英、長石、雲母ですが、
「庵治石」は、これらひとつ一つの結晶が小さく、
正確には「細粒黒雲母花崗岩」に分類されます。
花崗岩に含まれる長石、石英には数々の色があるため、
桜御影といった淡紅色の石もありますが、
「庵治石」ではそれが薄い青色になります。
また、少量の白雲母が混ざっており、
石英、長石、雲母などの結晶が小さく、その結合がち密なために、他の御影石に比較して硬いことも特徴の一つです。
水晶と同じ、硬度7の硬さにより、細かな部分にわたる細工が可能であり、結晶結合がち密なため、水を含みにくく、風化・変色にも強く、幾世代にもわたり美しさを保っているのが大丁場の「庵治石中目」です。
当社墓石ショールームでは、庵治石中目の最高峰、
大丁場・寺島石材産「庵治石中目」を展示中。
一見の価値ある「庵治石」。ぜひ一度ご覧ください。
※参考資料 庵治・大丁場の石(庵治大丁場の会発行)
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【国産/青】"女性的"と評される「唐原石(とうばるいし)」
産地:福岡県産
【石材物性データ】
・見掛け比重 ────
・吸 水 率 ────
・圧縮強度 ────
・岩石分類 花崗岩
福岡県の大分県境に近い
豊津市にて採掘される中目の青御影石です。
硬い石質と、低めの吸水率で、
艶の出も良い良質の墓石材です。
上品な淡い薄桃色をおびたやわらかな風合いは、
全体にやさしい印象を与え、
どこか女性らしさを感じさせます。
国産の青御影石の中では、
ストパフォーマンスにも優れた墓石材といえますが、
採掘時期により、原石の状態に差がありますので、
充分な確認が必要です。
また、原石を中国に送り、墓石として製品化されたものも
数多く流通しておりますので、
原石の"ごまかし"についても注意が必要です。
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【国産/青】"男性的"と評される「椿石」
産地:佐賀県産
【石材物性データ】
・見掛け比重 ────
・吸 水 率 ────
・圧縮強度 ────
・岩石分類 花崗岩
佐賀県唐津市の福岡県境に近い七山山系の西側、
海岸部に寄ったあたりにて採掘される中目の青御影石です。
天山九州屈指の最高品質墓石材である
「天山石(てんざんいし)」とよくにているが、若干白味が強い色目です。
古くから九州地方を中心に墓石に使用されており、
その風合いは、"女性的"と評される、
九州・福岡県産の「唐原石(とうばるいし)」と比較して、
"男性的"なイメージといわれています。
石質は硬く、吸水率も低く、艶もちがよい優れた墓石材として、
近年は、地元九州地方以外からも注目をあび、
近畿地方にも流通し、国産の青御影石としては
コストパフォーマンスにも優れ評価されています。
この、佐賀県・天山山系付近で採掘される御影石には、
「天山石」をはじめ、「七山みかげ」「富士みかげ」「椿石」などがあります。
同じ天山山系から採掘されますが、
採石丁場も異なり、石目や色目なども微妙に違い、
元来は、それぞれが個別の銘柄として流通されているものです。
しかし、これら天山山系の石も近年、中国に原石を送り、
墓石として製作後、日本に逆輸入されるようになりました。
その際には、日本の石材商社と中国側との貿易上の取り決めで、
すべて、ひとくくりに「天山石」として日本に入ってきます。
すなわち、中国にて製作された天山山系の石による墓石は、
すべて"天山石製墓石"として市場に流通しているものが数多くあります。
これらの天山山系の石は、石目合わせにより、
墓石の出来栄えがかなり違ってきます。
墓石の製作において、コストダウンを図るため、
基本的に、石目合わせを行わない中国の製作方法で造られたものと、
卓越した職人技で、入念な石目合わせをして造られた
"純国産品"とは素人目でも区別がつくほどです。
天山山系の石をお考えの際には、
慎重にお選びいただくことを、お薦めいたします。
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関東一の高級墓石材「本小松石」
■相州 本小松石/青目(そうしゅう ほんこまついし/あおめ)
■産地:神奈川県/真鶴町
【石材物性データ】
・見掛け比重 2.627t/㎥
・吸 水 率 1.073%
・圧縮強度 195.68N/m㎡
・岩石分類 安山岩
本小松石は約400年前の箱根火山の噴火によって、
溶岩が海に押し出され、急速に固まってできた輝石安山岩です。
採石丁場は海岸部にあり、運搬に便利なことから、
江戸城築城の際にも大量に使用されました。
また、日本の風土に調和した気品にあふれ、
墓石としては古くは鎌倉時代より使用されています。
その原石は最初から割れ石として採掘されることが多く、
茶褐色の皮に包まれています。
また、地層によって密度も色も異なるため、石の大きさや色は様々です。
研磨によって現れる独特の淡灰緑色の色目は
他に類を見ない趣があり、
ち密できめ細かな明るい石肌は、
控えめながら流れるような縞目模様を見せるものもあり、
光の加減で石の表情が微妙に変化します。
そうした石の特性上、各部材の色合わせ、
石目合わせには困難を要します。
色調はやや青みをもつ「青目」と、
赤もをもつ「赤目」の2種類があります。
最高級品はわずかに緑がかった灰色のもので、
色目や石目が整ったものは稀少価値とされ、
価格も高いものとなります。
石質はち密で耐久性に優れていますが、
一方で色が変わりやすい傾向にもある。
しかしながら、経年変化にも独特の風情があり、
それを時が生み出す「味」として評価する声もあります。
落ち着いた雰囲気を持ちながらも、
表情が豊かで雄弁な石です。
採掘後の荒々しい自然の表情と、
研磨後の静かに輝くきめ細やかな肌の美しさは、
まさに玄人好みの銘石と言えるでしょう。
西の「庵治石(あじいし)」、東の「本小松石」。
共に日本を代表する最高級墓石材です。
※『日本の銘石 産地ガイド』(株式会社インデックス発行)参照
『日本石材工業新聞」』(日本石材工業新聞社)
連載:これからの墓「本小松石」(林ひろみ氏著)参照
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石原裕次郎さんのお墓/日本の銘石『龍王石』
■龍王石(りゅうおういし):万成石(まんなりいし)の最高級品
・産地:岡山県岡山市
・比重:2.62
・吸水率:0.17%
・圧縮強度:1,965㎏f/
淡紅色の石目を持ち、その美しく華やいだ風合いが特徴的な日本の銘石の一つ「万成石」。
岡山市で採石され、墓石以外にも、伊勢丹ビルや明治神宮絵画館などの建築物をはじめ、
彫刻や記念碑にも数多く用いられ、石材業関係者以外にも広く知られる石であります。
様々な用途があるこの万成石は、多くの著名人、芸術家からも愛される素材です。
岡山藩主として知られた池田家は、ゆかりのある造作物に万成石を数多く用いているほか、
彫刻家のイサム・ノグチ氏はパリのユネスコ庭園や自分自身の墓石に、
また彫塑家・朝倉文夫氏も自身の墓石や銅像の台座、アトリエなどに使用しています。
その他、石原裕次郎さんのお墓、横山やすしさんのお墓、
日生ビル(東京)、新宿伊勢丹ビル、瀬戸大橋記念館をはじめ、
彫刻の台座等では、紫式部(福井)、安寿と厨子王(青森)、坂本龍馬(高知)、
犬養毅(岡山)、細川忠利公(熊本・水前寺公園)、グラバー邸のおちょう夫人(長崎)、
滝廉太郎(熊本)など、その使用実績は数限りありません。
■『龍王石』とは?
そんな万成石の中でも特に色の濃い、「白」はより白く、
「ピンク」はより鮮やかで硬く、変色しにくいものが『龍王石』です。
昔から高級墓石などに使用され、知る人ぞ知る「銘石」であり、
万成石の中でも採れる量は少なく希少価値の高い石です。
さて、この石独特の淡く優しい桜色は一体どこから来るのでしょうか?
現在考えられているのは、カリ長石の中に含まれるヘマタイトが微細な場合、
光を通すと赤く見えるため、といわれています。
※「日本石材工業新聞」第1891号参照
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
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深みのある青色が特徴の岡山県産「矢掛石(やかけいし)」
岡山県倉敷市の北方、小田郡矢掛町にて採石され
「備中青みかげ石」とも呼ばれる深みのある青色が特徴のみかげ石です。
岩石分類上では「閃緑岩(せんりょくがん)」に分類されます。
「閃緑岩」は、成分や色合いなどから、
花崗岩と斑レイ岩の中間的な石とされている深成岩の一つです。
矢掛石のような色目の石は日本ではめずらしく唯一の石であります。
採石の歴史は古く、硬い石質と艶の出も良いことから、建築材・墓石材として使用され、特に関東地方で人気の高い石です。
原石が玉石で採石されるため、色合わせには難しい面があります。
【石材物性データ】
・見掛け比重 2.788t/㎥
・吸 水 率 0.041%
・圧縮強度 117.76N/m㎡
・岩石分類 閃緑岩
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
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