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平成21年9月13日
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墓石を産地と色で選ぶ
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【国産/青】大島石(おおしまいし)
気品があり、品質も安定。「信用を考えると大島石になる」
青磁の肌を思わせる、飽きのこない気品のある石目、永い伝統と実績、そして長期に渡る安定した品質こそが大島石の信用度を高めています。
その信頼性の高さは、墓石以外にも、"国会議事堂" "赤坂離宮" "大阪心斎橋"などの歴史的建造物に使用されており、数多くの実績を持って証明されています。
| 大島石特級 | 大島石一級 | 大島石カレイ | 大島石二等 |
|---|---|---|---|
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石材物性データ
| 産地 | 愛媛県今治市・伊予大島 |
|---|---|
| 岩石分類 | 花崗岩 |
| 見掛け比重 | 2.66t/㎥ |
| 吸水率 | 0.13% |
| 圧縮強度 | 1,882㎏/c㎡ |
| 耐水性 | |
| 硬度 | |
| 耐久性 | |
| 価格 | |
| 評価 |
プロからの一言
失敗しない「大島石」の選び方
1 「大島石」に精通している石材店を選びましょう。
「大島石」の丁場(採石場)は40ヵ所程あり、等級、石目、品質も様々です。
2 日本国内で製造された「大島石」を選びましょう。
最近は、中国で製造された大島石墓石が数多く出回っています。
3 外柵などに使う石種の選定に注意しましょう。
見た目の相性と耐水性、どちらを優先するか?・・・この部分の選択は、かなり重要なポイントです。
大島石(おおしまいし)について
能島孝志(のじまたかし)
●日本石材産業協会 兵庫県支部 副支部長
●神戸市石材企業協同組合 代表理事
●株式会社第一石材 代表取締役
●お墓ディレクター1級認定
【号外】かわいそうな「大島石」
▲伊予の銘石、愛媛県産「大島石」の原石
※このブログは以下のブログからの続きです。
①"知らない人が損をする「指定石材店制度」という仕組み"について詳しくはコチラまで
http://mbp-kobe.com/daiichisekizai/column/22524/
②"あまり知られていないお墓の流通経路"について詳しくはコチラまで
http://mbp-kobe.com/daiichisekizai/column/23007/
③"お墓のごまかし加工や産地偽装"について詳しくはコチラまで
http://mbp-kobe.com/daiichisekizai/column/23876/
中国の石材加工工場での墓石制作においては、
安いコストでお墓をつくるということが最大の目的のため、
多くの原石を必要とし、時間と技術を要する
石目・色目を合わせてのお墓づくりは基本的にはしておりません。
ただ、ここまでなら制作の行程が異なるだけで
特に"ごまかし"の加工をしているわけではありません。
中国加工の場合は、墓石の各部材がパッチワークのように
石目・色目が違って出来上がることを売り手側が消費者にきちんと伝え、
それを承知で消費者が購入するぶんには問題はないでしょう。
しかし、あらかじめこのような説明をして、
「はい!それでも安いのなら構いません」
という消費者がどれだけいるでしょう?
そこで、いけないこととは解っていても、(ホントに解っているのかどうか?)
お化粧(染色)をして全体の色をそろえて製品として出荷するのです。
事実、中国の石材加工工場周辺の工具屋には
当たり前のように「●●石用」「■■石用」「▲▲石用」と書かれた
染料が数百円程度で販売されています。
こうしてお化粧された墓石は時間とともに化粧がはげ落ち、
結局は元のパッチワーク状態に戻った時点で消費者が気がつくのです。
以上が「石目・色目が合わないからお化粧を施す」といった"ごまかし加工"です。
でも、「原石の状態が良くないから」という理由で
最初から薬品処理を行う"ごまかし加工"もよく見られます。
その最たるものが四国・愛媛県産、伊予の銘石「大島石」です。
関西方面から西日本を中心に人気の高い石で、
香川県産の庵治石と並んで、「墓石といえば大島石!」
と言われるほどの信頼と支持を得てきました。
大島石は「硬い」「風化に強い」「変色しにくい」
「水を含みにくい」などの優れた特徴を持ち、
何年経ってもその風合いの変化が少ないという石質が好まれ、
古くから墓石として使用されてきました。
また、墓石以外の歴史的建造物にも数多く使用されています。
主なところでは、国会議事堂、赤坂迎賓館、大阪戎橋、愛媛県庁舎などがあります。
しかし、この大島石も最近では相当な量の原石が中国に送られ
日本向けの墓石として大量に加工され逆輸入されています。
(市場の大島石墓石の半分以上、いやもっとかも知れません?)
この大島石の原石にも品質の良いものからそうでないものまであります。
当然、品質の良いものにはいい値がつき、
そうでないものには日本では買い手がつきません。
「大島石」の特徴は青磁のような上品な青みががった美しい石目です。
しかし、石は自然のモノだけに様々な状態のものがあり、
中には日本では買い手がつかない赤みががった原石もあります。
その買い手がつかない赤みの強い原石が中国に送られ、
強力な薬品を用いて表面処理を施して赤みを抜き、
墓石として加工されたものが大量に日本に入ってきています。
けれども、時間の経過とともに、元の原石の赤みを帯びた状態に戻り、
さび色に変色してしまう墓石も少なくありません。
しかも、ある字彫り職人の体験では、こうして薬品処理を施された大島石は
本来の優れた特徴の一つである「硬さ」が損なわれ、
スカスカの状態で、安価な中国材の墓石とかわらないとのこと。
かわいそうな「大島石」。
石は大地の自然からの授かりものです。
大島石をよく知る石職人が熟練の匠の技にて、
自然の石目や色目、風合いをどう上手く生かすかに値打ちがあります。
(大島石でなくても同じです)
それは宝石も同じで、もしダイヤの指輪が薬品処理によって磨きあげられ、
「永遠の輝き!」なんてキャッチフレーズで売られていてら、
婚約指輪として大切な恋人にプレゼントをするでしょうか?
きっと買わないでしょうし、まさか現実にそんなダイヤの指輪は無いのでは?
(でも今の世の中を考えるとなんか不安になってきました)
いったい何のためにわざわざこんなことまでして大島石を加工するのでしょうか?
(大島石だけに限りませんが大島石が最も"ごまかし加工"が多い)
それは「大島石」のお墓が売れるからです。
それに、消費者が安い「大島石」のお墓を求めるからです。
そして、売れれば石材商社も小売店も儲かるからです。
悲しいことですが、消費者不在の業界と思われても仕方ありません。
事実、私どもにも消費者からの電話による問い合わせで、
「おたくでは、大島石の9寸のお墓でいくらするのか?」
といった問い合わせが数多くあります。
しかし、単に「大島石」といっても丁場(採石場)も数多くあり、
特級、一級......と等級により値段も変わります。
けれども最初に値段を尋ねてこられる場合は、
あれやこれやの説明よりも「先ずは価格ありき!」という場合が大半です。
このような消費者の方々をターゲットに
「大島石墓石が格安○○万円!」てな広告で消費者心理をあおぎ、
クスリ漬けの大島石墓石が何事もなかったかのように販売されています。
消費者は、れっきとした国産高級墓石材「大島石」の墓石として
それなりの(少しは安いかも?)お金を支払い購入しているのが現実です。
これは、決して珍しいことではなく
今現在も頻繁に行われている"ごまかし"の一つです。
残念ながら、一般の消費者の方がこれを見分けるのは不可能です。
では、本当に安心できる「大島石」で
お墓を建てたい場合はいったいどうすれば良いのでしょうか?
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【国産/青】"女性的"と評される「唐原石(とうばるいし)」
産地:福岡県産
【石材物性データ】
・見掛け比重 ────
・吸 水 率 ────
・圧縮強度 ────
・岩石分類 花崗岩
福岡県の大分県境に近い
豊津市にて採掘される中目の青御影石です。
硬い石質と、低めの吸水率で、
艶の出も良い良質の墓石材です。
上品な淡い薄桃色をおびたやわらかな風合いは、
全体にやさしい印象を与え、
どこか女性らしさを感じさせます。
国産の青御影石の中では、
ストパフォーマンスにも優れた墓石材といえますが、
採掘時期により、原石の状態に差がありますので、
充分な確認が必要です。
また、原石を中国に送り、墓石として製品化されたものも
数多く流通しておりますので、
原石の"ごまかし"についても注意が必要です。
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【国産/青】"男性的"と評される「椿石」
産地:佐賀県産
【石材物性データ】
・見掛け比重 ────
・吸 水 率 ────
・圧縮強度 ────
・岩石分類 花崗岩
佐賀県唐津市の福岡県境に近い七山山系の西側、
海岸部に寄ったあたりにて採掘される中目の青御影石です。
天山九州屈指の最高品質墓石材である
「天山石(てんざんいし)」とよくにているが、若干白味が強い色目です。
古くから九州地方を中心に墓石に使用されており、
その風合いは、"女性的"と評される、
九州・福岡県産の「唐原石(とうばるいし)」と比較して、
"男性的"なイメージといわれています。
石質は硬く、吸水率も低く、艶もちがよい優れた墓石材として、
近年は、地元九州地方以外からも注目をあび、
近畿地方にも流通し、国産の青御影石としては
コストパフォーマンスにも優れ評価されています。
この、佐賀県・天山山系付近で採掘される御影石には、
「天山石」をはじめ、「七山みかげ」「富士みかげ」「椿石」などがあります。
同じ天山山系から採掘されますが、
採石丁場も異なり、石目や色目なども微妙に違い、
元来は、それぞれが個別の銘柄として流通されているものです。
しかし、これら天山山系の石も近年、中国に原石を送り、
墓石として製作後、日本に逆輸入されるようになりました。
その際には、日本の石材商社と中国側との貿易上の取り決めで、
すべて、ひとくくりに「天山石」として日本に入ってきます。
すなわち、中国にて製作された天山山系の石による墓石は、
すべて"天山石製墓石"として市場に流通しているものが数多くあります。
これらの天山山系の石は、石目合わせにより、
墓石の出来栄えがかなり違ってきます。
墓石の製作において、コストダウンを図るため、
基本的に、石目合わせを行わない中国の製作方法で造られたものと、
卓越した職人技で、入念な石目合わせをして造られた
"純国産品"とは素人目でも区別がつくほどです。
天山山系の石をお考えの際には、
慎重にお選びいただくことを、お薦めいたします。
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関東一の高級墓石材「本小松石」
■相州 本小松石/青目(そうしゅう ほんこまついし/あおめ)
■産地:神奈川県/真鶴町
【石材物性データ】
・見掛け比重 2.627t/㎥
・吸 水 率 1.073%
・圧縮強度 195.68N/m㎡
・岩石分類 安山岩
本小松石は約400年前の箱根火山の噴火によって、
溶岩が海に押し出され、急速に固まってできた輝石安山岩です。
採石丁場は海岸部にあり、運搬に便利なことから、
江戸城築城の際にも大量に使用されました。
また、日本の風土に調和した気品にあふれ、
墓石としては古くは鎌倉時代より使用されています。
その原石は最初から割れ石として採掘されることが多く、
茶褐色の皮に包まれています。
また、地層によって密度も色も異なるため、石の大きさや色は様々です。
研磨によって現れる独特の淡灰緑色の色目は
他に類を見ない趣があり、
ち密できめ細かな明るい石肌は、
控えめながら流れるような縞目模様を見せるものもあり、
光の加減で石の表情が微妙に変化します。
そうした石の特性上、各部材の色合わせ、
石目合わせには困難を要します。
色調はやや青みをもつ「青目」と、
赤もをもつ「赤目」の2種類があります。
最高級品はわずかに緑がかった灰色のもので、
色目や石目が整ったものは稀少価値とされ、
価格も高いものとなります。
石質はち密で耐久性に優れていますが、
一方で色が変わりやすい傾向にもある。
しかしながら、経年変化にも独特の風情があり、
それを時が生み出す「味」として評価する声もあります。
落ち着いた雰囲気を持ちながらも、
表情が豊かで雄弁な石です。
採掘後の荒々しい自然の表情と、
研磨後の静かに輝くきめ細やかな肌の美しさは、
まさに玄人好みの銘石と言えるでしょう。
西の「庵治石(あじいし)」、東の「本小松石」。
共に日本を代表する最高級墓石材です。
※『日本の銘石 産地ガイド』(株式会社インデックス発行)参照
『日本石材工業新聞」』(日本石材工業新聞社)
連載:これからの墓「本小松石」(林ひろみ氏著)参照
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石原裕次郎さんのお墓/日本の銘石『龍王石』
■龍王石(りゅうおういし):万成石(まんなりいし)の最高級品
・産地:岡山県岡山市
・比重:2.62
・吸水率:0.17%
・圧縮強度:1,965㎏f/
淡紅色の石目を持ち、その美しく華やいだ風合いが特徴的な日本の銘石の一つ「万成石」。
岡山市で採石され、墓石以外にも、伊勢丹ビルや明治神宮絵画館などの建築物をはじめ、
彫刻や記念碑にも数多く用いられ、石材業関係者以外にも広く知られる石であります。
様々な用途があるこの万成石は、多くの著名人、芸術家からも愛される素材です。
岡山藩主として知られた池田家は、ゆかりのある造作物に万成石を数多く用いているほか、
彫刻家のイサム・ノグチ氏はパリのユネスコ庭園や自分自身の墓石に、
また彫塑家・朝倉文夫氏も自身の墓石や銅像の台座、アトリエなどに使用しています。
その他、石原裕次郎さんのお墓、横山やすしさんのお墓、
日生ビル(東京)、新宿伊勢丹ビル、瀬戸大橋記念館をはじめ、
彫刻の台座等では、紫式部(福井)、安寿と厨子王(青森)、坂本龍馬(高知)、
犬養毅(岡山)、細川忠利公(熊本・水前寺公園)、グラバー邸のおちょう夫人(長崎)、
滝廉太郎(熊本)など、その使用実績は数限りありません。
■『龍王石』とは?
そんな万成石の中でも特に色の濃い、「白」はより白く、
「ピンク」はより鮮やかで硬く、変色しにくいものが『龍王石』です。
昔から高級墓石などに使用され、知る人ぞ知る「銘石」であり、
万成石の中でも採れる量は少なく希少価値の高い石です。
さて、この石独特の淡く優しい桜色は一体どこから来るのでしょうか?
現在考えられているのは、カリ長石の中に含まれるヘマタイトが微細な場合、
光を通すと赤く見えるため、といわれています。
※「日本石材工業新聞」第1891号参照
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://pro.mbp-kobe.com/daiichisekizai/
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深みのある青色が特徴の岡山県産「矢掛石(やかけいし)」
岡山県倉敷市の北方、小田郡矢掛町にて採石され
「備中青みかげ石」とも呼ばれる深みのある青色が特徴のみかげ石です。
岩石分類上では「閃緑岩(せんりょくがん)」に分類されます。
「閃緑岩」は、成分や色合いなどから、
花崗岩と斑レイ岩の中間的な石とされている深成岩の一つです。
矢掛石のような色目の石は日本ではめずらしく唯一の石であります。
採石の歴史は古く、硬い石質と艶の出も良いことから、建築材・墓石材として使用され、特に関東地方で人気の高い石です。
原石が玉石で採石されるため、色合わせには難しい面があります。
【石材物性データ】
・見掛け比重 2.788t/㎥
・吸 水 率 0.041%
・圧縮強度 117.76N/m㎡
・岩石分類 閃緑岩
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
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