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お墓を建てる

はじめに

hakaishi_p00.jpgお墓の建立は家づくりと共通する面がいくつもあります。土地を買い(墓地の場合は使用権を得ます)、その上に建物(墓石)を建て、終の棲家とする。どちらも一生に一度あるかないかの大きな買い物です。

このようにお墓を建てることは、家を建てることと同様、人や家族にとっての重要な選択なのです。家を建てるときにただ単に「安いから」、あるいは「この程度でいいか」と簡単に妥協される方は少ないでしょう。

これはお墓を建てるときも同じです。安易に妥協せず、よりよい終の棲家を求めていただきたいと思います。

何でお墓が必要なのか

hakaishi_p01.jpg最近では散骨など、お骨を粉にして自然に帰し、お墓を建てない人も出てきています。このようにお墓は必要ないという考え方の人もいます。
しかし実際に散骨をした人の中には、後でお骨を残しておくべきだったと後悔するケースも少なくないといわれています。

お墓には亡き人の生きた証を残すという側面と故人をしのぶ供養という2つの側面があります。

散骨でお骨を自然に帰してしまうと、この2つを実現することができません。

後になって後悔する人の多くもこの2つのこと、とりわけ故人をしのぶときに、形を伴ってできないことが心の痛みになっているといわれています。

つまり、「手を合わせる」という行為がお骨が残っていないためにできないからです。

自分の家族の死を悼まない人はいません。肉親の死を悼み、供養したいと思うのは人間としての自然の感情でしょう。そのときに手を合わせる存在となるのがお墓なのです。

また、自分の生きた証を残したいなどの理由から生前に自分のお墓を建てる(寿陵[じゅりょう]といいます)人もいます。死んでから子供たちに迷惑をかけたくないなどの理由で、同様に生前にお墓を建立する人々も増えています。死んだ後の自分の居場所を確保したいと考えるのもまた、自然な情というものでしょう。

いずれにしても、お墓は残された遺族の方、また子孫にとって必要なものです。先祖をしのぼうにもお墓がなければかないません。自分一代のことだけでなく、その先々の子孫や残された人々のことを考えれば、やはりお墓は必要不可欠といえるのではないでしょうか。

すでに手元に遺骨がある > すぐにお墓がほしい!

hakaishi_p02.jpgすでに手元に遺骨があり、すぐにお墓がほしいという事情がある場合でも、焦って事を進めるのは禁物です。たとえ、すでに遺骨があっても、お墓を建てる時期については、個人の自由です。
仏教的な慣習や、親族や縁者が集まりやすいという理由から、四十九日や一周忌に納骨を行うのが望ましいと言われることもありますが、そうした決まりがあるわけではありません。

お墓を建てるには、まず墓所を決めて墓地を購入しなければなりません。そして、実際のお墓の建立には、基礎工事や墓石の加工、文字の彫刻などの工程が必要になります。

デザインにこだわったオリジナルデザイン墓石を建立する場合は、さらに時間がかかります。そうなると、墓石の施行を依頼する石材店も決めなければなりません。お墓を建てた後で後悔をしないためにも、建墓や納骨の時期は、経済状態などを考慮した上で、各々の都合に合わせて決めれば良いでしょう。

生前に墓所を購入したい > 自分のお墓を準備しておきたい!

hakaishi_p03.jpgお墓を購入するということは費用的にも労力的にも大変なことです。生前に建てるお墓を「寿陵(じゅりょう)」といい、最近では寿陵墓を購入する人が増えています。

生前にお墓を準備しておくことは、自分の死後、家族を煩わせずに済み、好みに合ったお墓をつくることができるという利点があり、大きな安心感を得ることができます。

お墓はどんな高価なものでも相続税の対象にならないので、生前にそれらを購入すると節税対策になります。

必然的にお墓にかかる費用は、生前の資産から差し引かれるので、後に残った家族の相続税の負担を軽減することができます。さらに、墓地には不動産取得税・固定資産税などもかからないので、税金の心配をしないで持っていることができます。

「寿陵」はもともと長寿を願う風習なので、生きているうちにお墓を建てることは縁起が良いことと言われており、最近では縁起のためだけでなく、子供に負担をかけたくない、または自分自身が気に入った墓地や墓石を選びたいという人が寿陵墓を建てていると言われています。

hakaishi_p04.jpg生きているうちにお墓を建てると早死する、または悪いことが起きると言う人もいるようですが、それは迷信です。「寿陵」の"寿"が示すように「家に幸せをもたらし、長寿が約束される」と言われ、大変おめでたいお墓なのです。

仏教の教えにおいても、「寿陵」を建てることは、「逆修(ぎゃくしゅう)」すなわち「生前、自分のために仏事を営み、冥福を祈ること」を為すことでもあります。

「逆修」は善根を導き、それによって功徳がもたらされます。
そして「功徳」はさらに、子から孫へと残すことができ、未来の繁栄と幸福につながると言われているのです。

公営墓地の多くでは寿陵が認められていないので生前にお墓を建てたいと考える場合、一般的には民営墓地か寺院墓地で墓地を購入することになります。

ただ、神戸市の場合、神戸市営鵯越墓園の一部の墓所に限り、平成21年度・春の募集から、生前墓の建墓が可能となりました。

先に墓地だけを入手しておきたいと考えておられる人もおられますが、ほとんどの霊園では、「墓地を取得してから◯年以内に墓石を建立すること」といった規定が定められているので、あまり長期間お墓を建てたいままでいるわけにもいかないので、注意が必要です。

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