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鵯越墓園の墓石

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こだわりの和型デザイン墓石(2)下地基礎石工事、及び製品検品編【神戸市立鵯越墓園:TK様】

以下のブログからの続きです。最初からご覧ください。

(1)基礎工事編


エフロ(白華現象)防止の下地基礎石工事

鉄筋コンクリートべた基礎工事を終えてから約1カ月が経ちました。
コンクリートもあらかた乾燥し十分な強度が確保できたかと思います。

通常は、この後に外柵(巻石)の設置工事に取り掛かるのですが、
当社では、さらにもう一工程の下地基礎石工事を行います。

近年の神戸市を含む阪神間のお墓の外柵形状の特徴は、
段差の少ないバリアフリータイプの入り口が主流となっています。


つまり、入口部分の床にはみかげ石の板を張ることになります。


お墓の外柵にみかげ石を張る工法として最も一般的なのが、
モルタル(砂とセメントを混ぜたもの)による施工です。


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しかし、この工法での石張り施工はエフロのリスクがあります。
さて、このエフロとはいったいどのような現象なのでしょうか?


正しくは、エフロレッセンス(白華現象)と言います。


モルタルの中に含まれる成分である、水酸化カルシウムが、
石の隙間や地中から侵入した雨水や、結露などにより溶けて、
目地などの隙間から表面ににじみ出て、空気中の炭酸ガスと反応して、
炭酸カルシウムとなり、石の表面が白く変色したように見える現象です。


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この厄介なエフロ(白華現象)の発生を防ぐためには、
モルタルと石との接触面に水分がないことが条件となりますが、
屋外で風雨にさらされ、気温の差で結露の発生も考えられる墓地では、
モルタルと石の間に水分を発生させないと言うのは難しい問題です。


エフロの発生を抑えるのはモルタルを使用しないことです。


当社では、モルタルを使用しない「乾式石張り工法」を採用しています。


626_3.JPG

(1)基礎工事編のブログで基礎工事に段差があるのに気が付かれましたか?
(※上の写真の➔で示した部分です)


通常のべた基礎ならば、フラットな状態なのに約5㎝の段差があります。


626_4.JPG

この段差のついた低い部分にみかげ石(安価なもので十分)を用い、
石張りをするための下地基礎石を水平レベルを出し設置していくのです。


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バリアフリー部分の石張り用下地基礎石工事の完成です。
これで、後部のコンクリート部分の高さと一緒になりました。


この石の上に石材用接着剤を用いて石張りするのです。


モルタルを使用しませんので、エフロが発生することはありません。


中国の石材加工工場で墓石・外柵等の製品検品

施工班が墓所で石張り用下地基礎石工事を行っている頃、
私は部材の製作をお願いしている中国の石材加工工場にて、
墓石・外柵・付属品等、すべての部材の製品検品のため出張です。


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石材店がお施主様からご注文を頂いたお墓をつくる際には、
一般的には石材商社を介して国内・中国に製品を発注しますが、
当社は石材商社を介していないため、私自身が中国に出向き、
原石のチェックから加工精度に至るまで細かく検品をしています。

今回TK様からご注文頂いたお墓に使用しております石の種類は、
中国・黒龍江省で産出される青みかげ石、通称「黒龍石」と言います。

四国・愛媛県産の銘石「大島石」に良く似た石目が特徴のため、
関西では人気が高く、和・洋を問わず幅広く使用されています。

この通称「黒龍石」と呼ばれるものは数多くの種類があり、
採掘されるエリアにより、色目や石目、品質も異なり、
「G1704系」「G1716系」「GL系」など数多くの石種があります。

当社では、最も品質の高い「G1704系」の中からさらに品質を絞り込み、
濃い色目で細かい石目のものを厳選して使用しているため、
中国・福建省の中に数多くある石材加工工場の中でも、
黒龍石系原石を最も多く保有している工場に製作を依頼しています。


「黒龍石」について詳しくはコチラまで


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外柵(巻石)も工場内で仮組みをしてきちんと検品をいたします。


中国での製品検品が無事終了しますと、部材を梱包し、
通関を終えて、日本へ向けて出荷の運びとなります。

日本に部材が到着したら、すぐに工事に取り掛かれるのではなく、
その後、フロアや外柵部分へのオリジナル模様彫刻や、
墓石や霊標(墓誌)への文字彫刻が控えているのです。



         ~つづく~

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