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石材店が教えてくれない、本当に知りたいお墓の話
オリジナルデザインのお墓を建てるには?

1.神戸・兵庫には数多くの石材店があるが、デザイン墓石に精通した石材店を選ぶ

近年はお墓も住宅と同様、個性的で美しいお墓を建てたいと希望される方が多くなっています。

旧来からの伝統的な和型三段墓だけではなく、和型墓石を、洋型墓石を、
それぞれにアレンジした、デザイン性の強いものが求められている傾向にあります。

その昔のお墓と言えば、一族のお墓という考え方が強く表れていましたが、
核家族化がすすんだ現代社会においては、その家族だけの一家の墓としてお墓を考え、
故人の趣向を汲んだり、家族の想いや心を表現したものが多く建てられています。

生前に建墓するのであれば、自らの思いを反映したものであったり、
お墓からは家族の絆、家族の生きた証とした意味合いが強く感じられます。

また、宗教的なものからも解放され、自由な発想でお墓を建てることで、
墓石の形態は、かつてなかったほど変化してきています。

それでは、オリジナルデザインのお墓(デザイン墓石)を
建てるまでの流れと各段階での注意点について説明いたします。

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どこの石材店でも「デザイン墓石」をつくれるのか?

いざ、「デザイン墓石」を建てるとなった場合、
いったい、どこの石材店に頼めばいいのでしょうか?

どこの石材店でも、「デザイン墓石」をつくることが出来るのでしょうか?

結論から言えば、デザイン的センスは別として、ほとんどの石材店で、
オリジナルデザインのお墓をつくることは技術的には可能でしょう。

なぜならば、材料である石は、和型墓石も「デザイン墓石」も同じだし、
製品の製作もほとんどの場合、石材商社に依頼して中国での加工となるわけだし。

極めて大きな違いを挙げるならば、全体的なバランスとデザインでしょう。

一般的な石材店は、それぞれの地域に伝わる形の伝統的な和型墓石を、
長年にわたって、つくり続けてきたお店が全体の大半を占めるでしょう。

そこに、いきなり全く異なるデザインのお墓を一から考え、
お客様に提案しないといけないのですから、そりゃ大変な作業です。

たとえて言うならば、日本家屋の建築を専門にしている大工の棟梁に、
レストランやブティックの店舗設計を依頼するようなものです。

そう考えると、やはり"餅は餅屋"で、「デザイン墓石」を建てるのなら、
その分野に精通した石材店を、インターネットなどで、事前に調べておくことが大切です。

また、デザイン墓石を建てるには、通常の和型や洋型のお墓と違い、
デザインの決定から石材加工・工事期間を含め、最低でも3ヶ月程度はかかりますので、
「一周忌に合わせて納骨したい」などの希望があるときは早めに計画をたてることが大切です。

2.神戸・兵庫のデザイン墓石の大半はプロがデザインしたものではない!

「デザイン墓石」を建てる際には、その分野に精通している石材店に依頼することが、
デザイン的な部分において、いかに大切かは、前回のブログにてお話をさせていただきました。

しかし、実際には、デザイン墓石に精通していない石材店であっても、
近年においては、デザイン墓石の需要が増え続けている状況において、
自社の顧客からのたっての要望をむげに断るわけにもいきません。

悪戦苦闘をしながら、なんとかオリジナルデザインのお墓の製作を試みるのですが、
出来上がってくるお墓と言えば、全体のバランスが悪く、単にド派手なだけのものや、
和型墓石のパーツと混在しているものなど、それを「デザイン墓石」と呼ぶには、
あまりにもかけ離れているものも、時々見かけることがあります。

デザイン墓石はいったい誰がデザインするの?

一般的な石材店では、いったい誰がデザイン墓石の設計に携わっているのでしょうか?

比較的多いのが、担当する営業マンや女性スタッフがデザインを考えるというケースです。

別に、この行為自体を否定しているわけではありませんが、
いずれも、プロのデザイナーではない人たちが考えるわけですので、
全体のバランスを考え、洗練されたデザインのお墓に仕上げるのは難しいでしょう。

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次に挙げられるのは、市販のパッケージソフトによるデザインです。

これは、石材店向けに開発された、墓石専用3次元CADシステムです。

それぞれのCADメーカーによってシステムの内容は異なりますが、
墓石パーツのデザインは、プロのデザイナーが監修してつくられています。

しかし、あらゆる広さの墓地に合わせて、お墓のデザインが自動的に仕上がるわけではなく、
あらかじめ設定されている墓石パーツや、新たにデザインして作成した墓石パーツを、
お客様の希望や、墓地の面積、施工基準に合わせながら人間が作成していくのです。

したがって、CADを使ってデザイン墓石の設計をする場合でも、
プロのデザイナーと担当営業マンとでは、同じCADシステムを使って、
墓石のデザインをしても、出来上がってくる作品は大きく異なってきます。

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一方、自社ではデザイン墓石の設計等には直接関わらず、
石材商社が扱う「オリジナルデザイン墓石」を仕入れている石材店もあります。

石材商社の中にも、デザインセンスに優れたプロのデザイナーを使い、
デザイン墓石を専門に取り扱い石材店に卸売りをしているところもあります。

デザイン経験のない営業マンや社内スタッフが考案したデザイン墓石を扱う石材店よりも、
こういった、デザイン墓石を専門に扱う石材商社が取り扱う、数多くのラインナップの中から、
好みに合ったデザインのものを消費者に選んでいただき、提供している石材店を選ぶ方が、
価格は少々高くなるかも分かりませんが、デザイン性に優れた墓石を購入できるかも分かりません。

石材商社もさまざまで、内部で石材店担当営業マンや女性スタッフなどが、
墓石のデザインまでを行っている会社や、その石材商社と取引のある中国の石材商社に、
デザインから、3次元CADによる設計図の作成までのすべてを委託し、
石材店をはじめとする墓石販売店に提供しているケースも最近では多く見られます。

デザイン墓石の大半はプロがデザインしたものではない!

服飾や車、建築物など、私たちの身の回りにある多くのモノのデザインは、
ほとんどの場合、その分野のプロが行っているのが世間一般的な常識です。

しかし、お墓の場合は全く異なり、前述のように大半のデザイン墓石は、
デザイナーと全く関係のない人たちが考えたものが流通しているのです。

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その理由は、先ずはコストの問題です。

プロのデザイナーに設計を依頼するとなれば、当然デザイン料が必要となってきますが、
自社のスタッフで、墓石のデザインをすればコストを抑えることができます。

また、デザイン墓石を依頼される消費者のほとんどが一般の人で、
デザインの分野に精通している人ではないということも理由に挙げられるでしょう。

だから、ある程度のものであれば、商品として通用するという考え方です。

お墓も、お家と同様、一生に一度あるかないかの大きな買い物で、
頻繁に買い替えたりするようなものではなく、とても高価な商品です。

それだけに、オリジナルデザインの墓石を取り扱う石材店としては、
ただ、商売になる、といった安易な考え方で取り組むのではなく、
消費者の心の中にある漠然とした要求イメージをきちんと聞き取り、
それを、いかにバランスよく、洗練されたデザインとしてカタチに表し、
オリジナルデザインのお墓としてつくり上げていくかを考える必要があります。

3.神戸・兵庫でデザイン墓石を建てるための墓地や予算を決める

予算を決める

お墓はお家と同じく、高価で一生に一度あるかないかの大きな買い物です。

やはり、なんと言っても、まずは予算です。

そして、予算には、墓地代と墓石代とがあります。

また、墓地は、公営墓地と民営墓地ではかなり値段が異なりますし、

民営霊園の場合、霊園によっては、墓石の値段も高額に設定されている場合があります。
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お墓にかかる費用内訳

◇墓地使用料(永代使用料)
・墓地の各区画ごとの使用料、いわゆる土地代です。

・宅地の土地の所有とは異なり、墓地の場合は永代に渡り使用する権利の獲得であることに注意。

◇年間管理費
・霊園内の共用部分(参道・駐車場・トイレ・休憩室・水道設備等)の管理費。

・各自の区画の清掃・管理等は含まれていない霊園がほとんどです。

・年間管理費は建墓の有無に関わらず、墓所の使用権を得たときから発生します。

◇墓石代
・墓石にかかる費用は、使用する石の種類や、大きさ、カタチなどによって異なり、
 また、石材店にごとに様々ですので事前に確認をしておいた方が良さそうです。

・民営霊園の場合、特にデザイン墓石に関しては高額に設定されている場合があります。

◇法要関係費用
宗教、宗旨・宗派によって異なりますが、仏教の場合はお墓が完成すると、
お墓に魂を入れる儀式、「開眼法要」を行うのが一般的です。

通常は、納骨法要とともに、親族縁者や故人の関係者を招いて行います。

その際に、菩提寺の僧侶にお渡しするお布施等や、
法要後に一般的に行う、親族、関係者を招いての会食費なども、
お招きされる人数によっては、かなりの費用になりますので、
お墓に関係する予算として、あらかじめ考えておかれる方がいいでしょう。

霊園や墓地を探す

お墓は、自分の土地であっても、好きな場所に勝手に建てることはできません。

法的に、墓地として定められた場所にしか建てられないのです。

また、デザイン墓石が建てられない墓地や、デザインに制限があり、
霊園があらかじめ準備しているデザインの中からしか選べない所もあります。

霊園・墓地を決める際のチェックポイント

◇できるだけ多くの霊園を見学すること。
◇公営墓地か民営霊園か寺院墓地か?
・霊園・墓地により様々な使用制限(墓石や外柵の形状、寸法など)があるのでよく確認すること。

・特に寺院墓地の場合、デザイン墓石の建墓は難しいことが多い。

◇霊園・墓地内の雰囲気はどうか?
・明るい、静か、落ち着きがあるなど。

◇自宅からの距離・交通の便、所要時間等を事前に調べること。
・バスの本数も調べること。

・お盆・お彼岸の混み具合はどうか?

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◇トイレや休憩所、駐車場などの施設・設備が整っているか?
・水道設備や手桶の装備なども確認すること。

・送迎バスや、園内巡回バス等の有無も確認すること。

◇墓石購入時の石材店は事由に選べるのか?
・指定石材店制度がある場合はその石材店の名前と数を調べておくこと。

◇墓所使用料(永代使用料)と年間管理費の金額。
・区画面積ごとの墓所使用料を調べること。

◇墓地使用規定をよく読むこと。特に注意する点は、
1.使用権を取り消される場合についての規定や、外柵工事及び建墓工事の期限はいつか?

2.使用期限付きの墓地かどうか?

3.生前でも購入できるかどうか?

.........など。

特に、民営霊園を選ばれる際には、ほとんどの場合、「指定石材店制度」という業界独自の制度があり、
消費者の意志とは関係なく、霊園側によって割り当てられた石材店が自動的に担当になります。

そうなると、デザイン墓石に全く精通していない石材店が担当となることも考えられるのです。

せっかく、自分の好みに合った「オリジナルデザイン墓石」を建てようと思っていても、
担当の石材店に、そのノウハウがなかったために、断念されたケースもあります。

実際、弊社にも、自分の想ったお墓をつくることができない石材店に、
デザイン墓石の製作を頼むしかない、といった悩み相談のお電話を頂いたことがあります。

この消費者の方からの相談内容については、神戸新聞社が運営する、
地域のプロ・専門家を紹介するwebガイド『マイベストプロ神戸』に、
「お墓のプロ」として登録させていただいております私が投稿させていただいたコラムに、
詳しく紹介させていただいておりますので、下記にリンクしてご覧くさい。

■「お客様の嘆きの声!自分の想ったお墓を造れない石材店に頼むしかない霊園」

このように、民営霊園をお考えの際には、事前に指定石材店について、
詳しい情報を入手してから見学に行かれることをお勧めいたします。

指定石材店制度について詳しくは、下記にリンクしてご覧になってください。

■知らない人が損をする「指定石材店制度」とは?

お墓は一度建てたら、簡単に引っ越ししたりできるものではありませんので、
事前に情報を入手し、じっくりと時間をかけて選ぶことが大切です。

予算を決める

お墓にかかる費用内訳
1.墓地使用料(永代使用料)

・墓地の各区画ごとの使用料(宅地の土地の所有とは異なり、
 墓地の場合は永代に渡り使用する権利の獲得であることに注意)。

2.年間管理費

・霊園内の共用部分(参道・駐車場・トイレ・休憩室・水道設備等)の管理費。
 各自の区画の清掃・管理等は含まれておりません。

・年間管理費は建墓の有無に関わらず、墓所の使用権を得たときから発生します。

【参考文献】「思いのこもる美しい墓」(株式会社六月書房発行)

4.デザイン墓石のイメージを具現化する

予算や墓地も決まり、デザイン墓石に精通した石材店を見つけたら、
いよいよ、オリジナルデザイン墓石づくりのスタートです。

一般の人が、自身の望むデザインのお墓のスケッチや設計図を作成して、
石材店にデザイン墓石の制作を依頼するのは、かなり困難なことかと思います。

そうすると、自身の考えておられるデザイン墓石のイメージを
いかに上手く、石材店の担当者に伝えることができるかどうかで、
できあがってくる、オリジナルデザイン墓石のデザインが異なってきます。

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さらに、自身が希望するイメージをいかに上手く伝えても、
石材店担当者のデザイン的なセンスや設計技術レベルなどの違いによっては、
完成度の高いデザイン墓石を建てることは難しくなるでしょう。

ほとんどの場合、デザイン墓石に精通している消費者はいらっしゃいません。

したがって、消費者自身がお墓のイメージのすべてを考え、
デザイン性・機能性・耐久性に優れた墓石を設計することはまず無理でしょう。

その時に、石材店の担当者側から適切なアドバイスが得られるかどうかによって、
できあがってくるデザイン墓石のイメージや機能性に大きく影響してきます。

ややもすると、「紋付き袴に蝶ネクタイ」といった、全体のバランスが悪く、
和・洋ごちゃ混ぜの、ただ単にド派手なだけのイメージになりかねませんので要注意!

好みのデザインのイメージを伝える

◇石材店の過去の作品の中から、好みのイメージに近いデザイン墓石を探す。
・デザイン墓石の建墓実績数の多い石材店はサンプル数も多い。

◇デザイン墓石専門書を参考にする(デザインの転用による意匠権の侵害に注意すること)。
・「デザイン墓石写真集Ⅱ」(株式会社六月書房発行):定価24,150円
・「思いのこもる美しい墓」(株式会社六月書房発行):定価1,680円

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第一石材では、只今「デザイン墓石写真集Ⅱ」を無料貸出中です。

デザイン墓石をお考えの際のイメージ作りとしてたいへん役立つ一冊です。
詳しくはお問い合わせください。

◇漠然とした内容でも構わないので好みのイメージを伝える。
・角ばった形、あるいは柔らかい感じが好きなど。

◇墓石本体以外に必要な付属品を決める。
・霊標(墓誌)、ローソク立、ベンチなど。

・付属品の有無で全体のレイアウト、バランスが変わってきます。

デザインのコンセプトがあれば伝える

単なるオリジナルデザイン墓石ではなく、故人の人生を振り返り、
思い出の場所・言葉・趣味・仕事・生き方など、自分らしさを形に残す、
記念碑的な意味合いを表現したデザイン墓石をお考えの場合には、
事前に、石材店の担当者と入念な打ち合わせをすることが大切です。

◇故人の趣味・人柄、お墓の承継者の方の希望も加味してイメージを膨らませる。
例えば、

・ゴルフの好きな人だったら...
 ゴルフボール型の花立て、キャディーバッグ型の石碑

・お花の好きな人だったら...
 石碑にお花の彫刻を施したり、墓所内にガーデニングスペースを作る。

・自然体の生き方をした人だったら...
 石の表面は磨かずにタタキ仕上げで質感を出す。

............などなど。

このタイプのオリジナルデザイン墓石は、一つ間違えると、
極めてバランスの悪い、滑稽なものに仕上がってしまう可能性があります。

まさに、石材店と担当者の提案力と技術力が問われるオリジナルデザイン墓石です。


【参考文献】「思いのこもる美しい墓」(株式会社六月書房発行)

5.デザイン墓石に使用する石材の決定

デザイン墓石に使用する石材を決める

◇墓石に使用する石材は国産から外国産まで100種類以上あります。
・ご予算やお好みに応じて展示場の墓石や石見本の中から選びます。

・小さい見本だけでは全体のイメージがつかみづらいので、
 石材店に墓石ショールームや展示場が無い場合は、
 同じ石種で建てられた実際のお墓を見に行くと良いでしょう。

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◇デザイン墓石に似合う石材を選ぶ。
・着物に似合う色柄や、洋服に似合う色柄があるように、
 デザイン墓石に似合う石とそうでない石があります。

・ツートンカラーのデザイン墓石を考えておられる場合は、
 しゃれた配色になるよう石材店の担当者と相談しながら石種を決定してください。

◇墓石のデザインによって似合う石が異なる。
・シャープなデザインには、黒系やグレー系の石が似合う。

・柔らかなデザインには、茶系やピンクの石が似合う。

◇石以外の素材との組み合わせ
・ステンレス、真鍮、強化ガラス等との組み合わせも可能です。

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良い石の条件

1.硬くて粘りがある

・柔らかい石は加工はしやすいが、キズや欠けが生じやすく耐久性に乏しい。

・硬い石は磨きによる光沢が美しく、ツヤ持ちが良い。

2.水を吸収しにくい

・吸った水が凍結することによる膨張により、石の組織が徐々に破壊され風化につながりやすい。

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3.変色しにくい

・石材に含まれている含有物や環境により、激しく変色するものもあります。


【参考文献】「思いのこもる美しい墓」(株式会社六月書房発行)

6.お墓のデザインを決める

使用する石が決まれば、いよいよ本格的にお墓のデザインを決めていくのですが、
人の好みも十人十色で、満足できるオリジナルデザイン墓石ができるかどうかは、
ここからの進め方と石材店の手腕によって決まってくると言っても過言ではありません。

ただ単に、見た目だけのデザインではなく、構造、耐久性、安全性、利便性など、
様々な観点から捉えた、トータル的なデザインとして考えていく必要があります。

デザインの決定

◇お好みのイメージやデザインのコンセプトを石材店の担当者に伝え、デザインを決めていく。
・言葉だけではなくスケッチや模型、他のお墓の写真などの資料を使うとわかりやすい。

◇霊標(墓誌)、花立、香炉、ローソク立て等の付属品をどうするかを決める。
・花立を通常の一対か? 一つにするか?

・霊標、ローソク立て、ベンチ、塔婆立などの有無?

◇完成のイメージがわかるデザインパターンをつくってもらう。
・ここから、誰がデザイン・設計を担当するかによって、
 できあがってくるお墓のデザインが全く違ってきます。

  ・平面図、立面図だけではなく、使用石種をイメージした、
 カラーの三次元CAD図面を作ってもらうと、より一層完成のイメージがつかみやすい。

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◇単に見た目だけのデザインにならないように
・お墓は、長きにわたって使用するものだけに、耐久性を考慮した設計でなければなりません。

・カロート(納骨室)に水が浸入しないなど、構造面での設計も重要である。

・お掃除のしやすさなど、利便性も墓参には欠かせない条件です。

お墓の正面文字(墓碑銘)を考える

◇「○○家」と家名を刻字する。
・建墓を依頼する石材店が書家直筆の文字を使用しているのか?
 それとも、コンピュータの毛筆書体を使用するのかを事前に確認しておく必要があります。
(私は、コンピュータにて作成された毛筆書体はかなり味気ないように思います)

・別途料金は必要になりますが、映画やテレビドラマなどの題字や、
 商品パッケージの文字などを手掛ける「デザイン書道家」に揮毫を依頼する。

・縦組み之文字にするのか、横組みにするのか?

・デザイナーズフォントの中から書体を選ぶ。
(一般のPCに収録されている書体と異なり、グラフィックデザイナーなどが使用する有料書体)

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◇お好きな言葉を刻字する
・故人が好きだった言葉や、家族から故人へ贈る言葉など。

・建墓を依頼する石材店が書家直筆の文字を使用しているのか?
 それとも、コンピュータの毛筆書体を使用するのかを事前に確認しておく必要があります

・別途料金は必要になりますが、映画・テレビドラマの題字や、
 商品パッケージの文字などを手掛ける「デザイン書道家」に揮毫を依頼する。

・自筆の文字を使用する。

・縦組み之文字にするのか、横組みにするのか?

・デザイナーズフォントの中から書体を選ぶ。

※フォントを使用する場合に、一般のウィンドウズPC内に収録されている、
 和文・欧文フォントは、美観上の観点からあまりお勧めできません。

オリジナルデザイン墓石を建てる上での注意点

・霊園ごとに設けられた墓石建立規定(外柵・全体の高さ、配置、付属品の高さなど)
 をクリアしていれば、どんなデザインのお墓でも自由に建てられますが、
 そのお墓が個人墓なのか、子孫にも入ってもらうお墓なのかによって、
 全体的なデザイン・墓碑銘の選び方が変わってきます。

・墓石本体、外柵及び、花立などの付属品をそれぞれ個別の好みのデザインを要望すると、
 全体としてのバランスが悪くなるので、トータル的にデザインを考える必要があります。

・墓石正面に彫刻する文字が、思い通りの字に書き上がったとしても、
 墓石の彫刻スペースにどのようにレイアウトするかによって見え方が違ってきます。

 彫刻する前に、必ず原寸大の原稿にて確認をしておく必要があります。

・文字自体も、大きさも、レイアウトもすべて問題なし...。
 しかし、肝心なのはここからの文字彫刻の仕上がり具合です。
 全自動字彫りロボットや、中国での技術レベルの低い字彫りなど字彫りも色々です。

※一般消費者にお墓の石の良し悪しやを見分けるのは難しいですが、
 文字や彫刻技術の良し悪しだけは、一目瞭然で分かるくらいの違いがあります。


【参考文献】「思いのこもる美しい墓」(株式会社六月書房発行)

7.墓石各部の加工方法を決める

加工方法の決定

◇墓石の加工方法
・一般的に用いられる、石の表面を良く磨いてツヤを出す「本磨き」加工。

・完全に磨き上げる「本磨き」ではなく、つや消しのイメージに仕上げる「水磨き」加工。

・「タタキ仕上げ」にして、石の持つ自然な質感を出す。(汚れが付きやすいのが難点)

◇墓碑銘の加工方法
・花柄などのレリーフ(浮彫り)を施す。

・中国伝統の手加工彫刻手法「影彫り(かげぼり)」にて、風景や人物の写真を表現する。

・象嵌(ぞうがん)技法を用いて花柄等の図柄を表現する。

・ブロンズやステンレスのオーナメントを使用する。

・切絵のようにカットした図案をサンドブラスト工法により彫刻する。

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◇墓碑銘文字の彫刻方法
・従来から、多くの墓石に用いられている「丸彫り」。

・「薬研彫り」「浮かし彫り」「縁ほり」などの特殊彫り。

・彫刻した文字へのペイントはどうするか?

◇階段やフロア部分の滑り止め加工の方法
・従来からの「タタキ仕上げ」にて加工する。

・お好みの図案を選び、サンドブラスト彫刻を施す。

・好きな風景や、思い出の写真などを「影彫り」にて表現する。

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※墓石の加工技術が向上し、多彩な表現が可能になりました。
 彫刻の種類も豊富にありますので、石材店の担当者とよく相談してください。

施工方法の確認

◇基礎工事について
・基礎工事には「布基礎」「べた基礎」など様々な工法があります。

・建墓を依頼される石材店がどのような工法を用いているのかを確認すること。
(建築基準法のような規定法律はありません)

◇地震対策について
・地震の多い日本においては、お墓の地震対策も重要な問題です。

・実際にはほとんど効果が無いものもありますので慎重にお選びください。

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◇部材の接着について
・従来からのモルタルによる接着工法。

・石材専用接着剤を使用(耐震効果に優れたものもあります)。

◇お手入れのしやすさについて
・防汚・防水効果に優れたコーティング処理。

・雑草の生えない土を使用。

※墓石の加工技術が向上し、多彩な表現が可能になりました。
 彫刻の種類も豊富にありますので、石材店の担当者とよく相談してください。


【参考文献】「思いのこもる美しい墓」(株式会社六月書房発行)

8.石材店との契約・施工・完成

さあ、いよいよ石材店との契約を交わし、墓石の製作開始です。

ここに至るまでに、石材店や担当者の選択、石材の決定、デザインの決定など、
一般消費者の方々が、見て、聞いて、理解できる事柄については順調にすすんできました。

しかし、ここからの墓石の加工や、墓地での施工などについては、
実際にお墓が完成してみないと良し悪しが分かりません。

ましてや、一般的な和型3段墓ではなくオリジナルデザイン墓石です。

デザイン墓石の大半は、遠く離れた中国でつくられているため、
墓石の加工・製作の段階で確認することもできないのです。

契約を交わす前に、この石材店にすべてを託しても良いのかを、
あらゆる観点から、今一度、よく考えてから契約書にサインをしてください。

この段階なら、まだ間に合いますよ!

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石材店との契約締結

◇見積書・設計図を必ずもらう。
1.契約書とは別に詳細を期した見積書を必ずもらう。

・外柵、墓石本体、付属品などの各部材ごとの価格と工事費の価格が詳細に記されたもの。

・墓石や付属品の価格は、使用する石の種類と量によって決まります。

・デザイン料は通常の場合はかかりません。

・よほど複雑な形状の場合には、別途加工費がかかる場合があります。

2.設計図をもらう。

・使用石種のカラーで作成した、完成イメージの3次元CAD図面をもらう。

・詳細寸法を記載した正面図・平面図・側面図等をもらう。

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3.支払方法の決定

・現金支払いまたは、長期分割払い(クレジット契約による金利が発生します)。

・現金支払いの場合は、契約時・完成時の二分割払いが一般的です。

◇製作日程、工事工程の確認
1.基礎工事から建墓に至るまでの日程を確認すること。

2.彫刻文字・家紋の確認方法はどうするのかを確認すること。

3.完成引き渡し日を確認すること。

4.開眼・納骨法要の立会いについて。

5.開眼法要時のお供物・供花・備品等の準備をしてもらえるのか?

6.霊園事務所への各書類手続きを代行してくれるのか?

◇アフターサービスについて確認すること。
1.墓所での工事工程の写真を撮影しておいてもらえるのか?

2.「原産地証明書」発行の有無。

・特に国産石材を使用した場合には、日本で製作されたものかどうかを確認すること
(国産墓石と称されているが、製作は中国で行われているものが多い)。

・日本で製作された国産墓石ならば、「国内製造証明書」を発行してもらうこと。

3.保証期間の確認と保証の範囲について。

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製作・施工がはじまってからは

◇彫刻文字・家紋等に間違いがないか?
・故人の戒名・没年月日や建立者の名前。

・家紋は口頭で伝えるのではなく、石材店に実際の家紋を提示する方が良い。
(風呂敷、ふくさ、郷里の墓石の写真など)

◇時間に余裕があれば、墓所に足を運び、途中経過を確認する。
・行くことができない場合は細部にわたり写真撮影をしてもらうこと。

引渡(検品)

◇石種、形、付属品の種類等に間違いはないか?
・石のキズ、アザ(白タマ、黒タマなど、許容範囲を超える大きさのもの)などの確認。

・一般の方には難しいかもわかりませんが、加工・研磨や施工の精度の確認。

※引き渡し後のクレームはトラブルとなることが多いので、
 引渡時に検品をしっかりと行い、契約内容と異なっている場合は申し入れをすること。



【参考文献】「思いのこもる美しい墓」(株式会社六月書房発行)

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多数の団体様との提携をさせていただいております。

指定店・特約店 主要契約先(五十音順・敬称略)

・カトリック大阪大司教区
・川崎重工労働組合
・金宝堂
・神戸個人タクシー事業協同組合
・神戸市職員共済組合
・神戸税関労働組合
・神戸赤十字病院
・住友ゴム労働組合
・全労災・兵庫県本部
・株式会社TASAKI(田崎真珠)
・電友会・兵庫支部
・兵庫県勤労福祉協会(ファミリーパック)
・兵庫県警友会
・兵庫県職員互助会
・兵庫県弁護士協同組合
・フジッコ株式会社
・富士通テン労働組合
・三菱重工労働組合・神戸造船支部
・三菱電機労働組合
・三ツ星ベルト労働組合
・株式会社八木研(現代仏壇)
・株式会社ユーハイム
・JA共済連兵庫
・JFEスチール労働組合
・SDカード優遇店
・TOA株式会社

「オリジナルデザインのお墓」について詳しくはコチラまで
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
神戸・兵庫・阪神間の"いいお墓づくり"は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ

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