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石材店が教えてくれない、本当に知りたいお墓の話
お墓のごまかし加工や産地偽装

1."ごまかし加工"が行われる中国産墓石の背景

近年では、市場に流通しているお墓の大半は、
皆様の自宅の近くの石材店がつくっているのではなく、
石材商社を通じて中国の石材加工工場でつくられ、
完全に出来あがったお墓として石材店に届けられているのです。


この、中国産墓石の流通システムが製品のバラつきの要因の一つとなっています。


この件ついては、私が投稿させていただいております次のブログに、
詳しく書かせていただいておりますので、是非ともご覧になってください。

■「あまり知られていないお墓の流通経路」について詳しくはコチラまで
http://www.daiichisekizai.com/story/cat_cat3/

墓石は規制法律のない商品である

さて、今回からはこの"製品のバラつき"が中国石材加工工場における、
石職人の技術的な問題や不可抗力によって生じたものではなく、
意図的な「ごまかし加工」によることについてのお話をさせていただきます。

お墓の材料として使用される石は、自然の大地から採掘されます。

様々な鉱物の結合により形成されており、キズや色むら、斑点などもあり、
当然すべてが均一に整った石目・色目ではありません。

そうして採掘された原石のうち、実際に墓石として使用できるのは、
採掘された全体量の、約半分から8割程度です。

世界一の銘石と称される、香川県産の「庵治石細目」に至っては、
最高級墓石として市場に出されるのは、全体の約3%しかありません。

日本では古来より石職人が、これらの石からキズや色ムラのある部分を避け、
均一の石目・色目の部分だけを選り分けてお墓づくりをしてきました。


それゆえに、お墓は国産の石材しか無く、非常に高価なものでした。


ところが、1990年代の頃から中国で墓石の加工・製作が始まりました。



これにより、お墓は高価なものだけではなく、
「墓石セット○○円!」といった、お手頃価格の中国産墓石が市場に出てきました。

ここまでなら、何の問題も無かったのですが、
より安価なものを求める消費者に応えるためと、
売り手側がより多くの利益を追求しようと考え、
本来ならば使わないような石に、熱処理や薬品を使用し、
キズや色ムラなどを隠し、染料で着色を施し製品に仕上げるなど、
様々な"ごまかし加工"が行なわれるようになりました。


近年世間を騒がせた、建築耐震偽装事件や数多くの食品偽装事件と同じです。


しかし、厄介なことに墓石業界には、「建築基準法」や、
「食品衛生法」のような規定法律が無いため、
現在でも中国の石材加工工場では、当たり前のように、
"ごまかし加工"を行っているところも決して少なくありません。

石は何万年、何億年と、長い年月を経て形成され、
人間が自然界から授かった貴重な天然資源です。

人間の体にホクロなどがあるように、石にも様々な部分があるのは当然です。

しかし、消費者側からすると、いくら自然のものといえど、
キズや色ムラ、斑点などがあるお墓を買うことは許せないことです。


だが、買う側からすれば「価格は安い方がいい!」


だからといって、"ごまかし加工"がいいとは言えませんが、
このあたりに、「お墓のごまかし」が行なわれる背景があるのです。

お墓は「高ければ良い」というものではありませんが、
他の商品と同じく、極端に安すぎるものに良いものはあまりありません。


※掲載の画像の墓石と「お墓のごまかし加工」とは、一切関係ありません。

2.安売りと利益追求の為に行われる"ごまかし加工"

お墓が高価である理由?

自然の大地から採掘される石は、同じ場所で採掘された石でも、
微妙に石目や色目が異なり、二つとして同じものは有りません。

火山が爆発し、溶岩が地中深くで気の遠くなるような、
長い年月を経て生まれた石には様々な成分が含まれております。

ゆえに、キズやナデ(帯状の色ムラ)、アザ、タマ(斑点)など、
均一でない石目・色目でない部分ももちろんあります。

それらのキズやナデ、アザ、タマ(黒いもの、白いもの)などは、
必ずしも加工を始める前の、原石の状態ですべて分かるものではありません。

安売りと利益追求の為に行われる

何トンもの重量がある原石を採掘元から買い付け、運搬し、
工場内の大口径(原石を切断する機械)にセッティングをして、
原石の切断をして、初めて分かる石もありますし、
まだ、この段階でも分からず加工途中の段階で、
黒タマや白タマが、石の内部から現れてくる場合もあります。

日本の加工・製作工場でつくられるお墓については、
従来より、お墓をつくる加工工程の途中で、
前述のような、キズやナデ、タマなどが出てきた場合には、
一般的には、加工を途中で止め、新たに別の原石を
一から切断するところから始め、つくり直すのです。

※タマの大きさについては、地域によって許容範囲が異なります。
 一般的には、関東方面より関西方面の方が厳しい傾向にあります。


こうして、手間暇かけてつくられるものだけに、
お墓は、昔から高価なものだったのです。


デフレ社会での価格競争による品質の低下

しかし、世の中がデフレ傾向となり、消費者はより安いものを望まれ、
売り手側も、いかにより安く販売するかの競争となっている近年においては、
お墓も例外ではなく、「いかに安く販売するか!」という問題について、
避けては通れない製品の一つとなってしまいました。

本来は、自分の大切な家族をお祀すりする為の、
祈りの対象としての、礼拝物であるはずのお墓が、
日用品とさして変わらない状態で販売されています。

石材店の多くが、自社でお墓をつくることがなくなり、石材商社を通じて、
中国の石材加工工場でつくられる製品を仕入れて販売をするようになった近年では、
石材店だけではなく、仏壇店・葬儀社・ギフト販売店等の、
葬祭関連の異業種も、墓石の販売に参画してくるようになりました。

安売りと利益追求の為に行われる

そうなってくると、ますます業者間の価格競争が激化し、
「どこよりも良い品を!」というよりも、「どこよりも安く!」をアピールし、
お墓の販売を行っている業者も少なくありません。

こういった状況が、より良い製品をつくることよりも優先して、
「いかにコストを下げて安く売りながらも、利益を追求しないといけない」
という売り手側の身勝手な考えとなり、中国の石材加工における、
お墓の"ごまかし加工"につながっている要因の一つではないかと私は考えます。

石材商社に加工・製作のすべてを任せっきりにして、完成品を仕入れるのではなく、
自分自身が中国に出向き、信頼できる工場と契約し、
頻繁に中国へ出向き、発注内容の確認から、原石のチェック、
加工・製作段階での、詳細にわたる打ち合わせをしながらお墓をつくりあげることです。


自分自身が行き、自分自身が見て、中国語で会話し、
工場の人間ともコミュニケ―ションをはかり、
お施主様に満足していただけるお墓づくりを目指す。


私が、たどり着いた結論は「これしかありません!」



4.中国の賃金システムに起因するお墓の"ごまかし加工"

自然の大地から採掘された石は、天然のものゆえに、
キズやナデ(帯状の色ムラ)、タマ(斑点)等があり、
お墓をつくる際には、出来る限りそれらを避けながら加工していくのですが、
運良く、加工の初期段階に見つかることもあれば、
最終段階に突然、タマ(黒いもの、白いものがある)などが現れることがあります。

中国の賃金システムに起因するお墓の

原石から製品に仕上げるには、何トンもある大きな石を切断し、
それから、お客様から指定された形に整えながら磨きの工程に入ります。


機械で磨ける部分もあれば、手磨きでしか出来ない部分もあります。


お墓の各部材の製作は、様々な工程を順に経ながら手間隙かけてつくられています。
形状によっては、一つの部材をつくるのに何日もの日数を要するものもあります。

仮に、お墓のある部材の製作に取り掛かって三日目の段階で、
黒い大きな黒い斑点(業界では"黒タマ"と言います)が出たとしましょう。

中国の賃金システムに起因するお墓の

もちろん、いくら三日間費やしたからといって製品としては出荷できません。

つくった石職人も、「無駄な三日間を過ごした」ということになるのです。


原石の不具合で製品にならなかった場合は、賃金が支払われない?

そんな場合でも、日本の石材加工工場で働いている石職人の場合、
原石の不具合に関係なく、ほとんどの工場ではきちんと賃金は支払われるでしょう。

しかし、中国の石材加工工場の多くは、日本の様な固定給制度を取り入れておらず、
石職人に依頼した、お墓の一つの部材が完成し、検査に合格して、初めて賃金となるのです。

※中国の石材加工工場におけるお墓づくりは、日本の製作工程のように、
一人の石職人が「○○家のお墓」を責任を持ってつくり上げるというシステムではなく、
各部材ごとに製作する職人が異なり、それらを合体させて一つのお墓となる、
といった加工方式を行っているところが大半です。

中国の賃金システムに起因するお墓の

そうすると、前述のようなアクシデントが起こった場合、
その石職人は、三日間タダ働きということになるのです。

職人側からすると、三日目に突然"黒タマ"が出てきたのは「自分のせいじゃない!」し、
地方から出稼ぎに出てきているのに「賃金をもらえないなんて納得できない!」

工場側も、日本側からかなり厳しい短納期の条件で注文を受けているため、
新たにつくり直すとなると、船積みの日に間に合わず、納期までに日本に着かない。

そうなると、納期遅れによる違約金等の問題に発展してしまうとまずい!


「なんとかいい方法はないものか......???」


そこで、行われるのがお墓の"ごまかし加工"なのです。


先ほどの"黒タマ"にごまかし加工をほどこし、ぱっと見ると分からない状態にし、
何事も無かったように船積みされ、日本へと送られ消費者の元に届くのです。

これで、中国の石材加工工場側も、納期遅れ等のトラブルに発展することもなく、
出稼ぎ労働者の石職人も、無事賃金をもらえることとなり万々歳です?


...と言いたいところですが、「どこが万々歳やねん!`ヘ´」


中国の石材加工工場側と職人はそれで万々歳かも分かりません。


石材店に製品を卸している日本の石材商社も、石材店からお金をもらえるから、
万々歳ではなくとも利益にはつながっているはずです。

石材店にしてもお客様からはお金を頂く訳ですから、商売にはなっているでしょう。


「じゃあ、消費者はどうなるのでしょう?」


お墓の"ごまかし加工"は、このような方法だけではなく、
熱処理、薬品、着色など、ありとあらゆゆ方法で現在も行われているのです。

残念ながら、現在これらを規制する法律はありません。

しかし、法律的には問題なくとも、モラルとしてはどうかと考えます。

やはり、お墓の制作を中国の石材加工工場に頼らなくては、
どうしようもない現在の日本の現状においては「自分自身で中国に行くしかありません!」


6.石種ごとに名称がまちまち?

今回は、中国を含む外国産の墓石が、日本で販売される際には、
石種ごとにまちまちな名前が付けられて販売されている現状についてのお話です。

世界の石材工場と呼ばれている、中国の石材加工工場の多くは、
中国・東南の沿岸部、福建省の経済特区「厦門(アモイ)」から、
約100kmほど離れた「泉州(せんしゅう)」という所、
そして、さらに数十キロ離れた「恵安(けいあん)」、
そして、さらに離れた「宗武(そうぶ)」という地域に集まっています。

ちょうど、台湾から海を挟んで西向かいあたりに位置します。

石種ごとに名称がまちまち?

それらの工場の数は数千にも上り、お墓だけではなく、
建築石材、環境石材など、あらゆる石製品がこの地域でつくられています。

使用される石材も、中国産のみにとどまらず、インド、ヨーロッパ、
南アフリカ、アメリカ、南米などの様々な地域で採掘される原石が、
この地域に集まり、墓石や彫刻品、建築用石材製品に加工され、
日本を含むアジア諸国や欧米など、世界中に輸出されています。

日本で採掘される石には、「庵治石」「大島石」「天山石」など、
きちんとした名称がつけられているのが当たり前ですが、
中国やインドで採掘される石の多くは、採掘される地域や採石丁場を現す記号・番号が、
そのまま、その石の名称とされています。(きちんとした名称が付いてる石もあります)

石種ごとに名称がまちまち?

中国産の石では、「G623」「G614」「AG98」「K12」「G354」など、
インド産の石では、「M-1H」「MU」「YKD」「JA-1」などの名称です。

これらの名称が、中国の石材加工工場で製品として加工され、
日本向けに墓石として輸出される際の正式名称なのです。

消費者に高級イメージを与えるための独自の名称

石材商社や霊園、石材店や仏壇店等の墓石小売店のすべてが
これらの正式名称にて販売をすることが望ましいのですが、
記号と数字の組み合わせである正式名称では、
「高級墓石材として販売しにくい!」等の理由で、
多くの石材商社や小売店がそれぞれ独自で様々な名称を付けて販売しています。

日本の銘石である「庵治石(香川県産)」や「大島石(愛媛県産)」に、
見た目が少し似ている(品質は全く違う)からという理由でだけで、
中国で採掘された石に、「○○庵治」や「△△大島」といった、
あたかも、類似石種であり、品質や耐久性も変わらず、
こちらを買った方が、お買い得であるかのようなまぎらわしい名称や、
高級感をイメージさせるような日本的な名前を付けて販売されています。

ともすれば、トラブルの原因となることも珍しくなく、
消費者への不信感につながってしまう恐れもあります。

相見積もりを行いにくくするための独自の名称

霊園や墓石販売業者が、石材に独自の名前を付けるのは、
他社との相見積もりを、行いにくくするための理由もあるのです。

例えば、A社という石材店で、中国産の「AG98」という石で、
墓石の設計と見積もりをしてもらったとしましょう。

もちろん、A社の見積もりには、きちんとサイズが明記された、
詳細設計図と3次元CADによるカラーの完成予想図も添えられています。

その見積書と図面をB社という石材店に持っていけば、
同業者なので、「AG98」の相場はすぐ分かります。

まして、サイズまで明記された設計図まであれば、
なおさら簡単に見積もり金額を計算できます。


そうなると、B社としては、当然、A社より少しでも安い金額を提示するでしょう。

lie08.jpg

ところが、このA社の見積書の石材の名称が「AG98」とではなく、
本来の名称と全く関係のない、「○○大島」や「△△御影」など、
いかにも、国産の石材のような名前で記載されているとしたらどうでしょう?

A社が独自に名前を付けた「○○大島」や「△△御影」等の名称の石では、
B社が見積書を見ても、本来の石種を特定することが難しくなってきます。

このように、他社と競合になった場合に、相見積もりを行いにくくするために、
霊園や墓石販売業者が、石材に自社独自の名称を付けているのです。


もし、食品スーパーの店頭に並んでいる、マグロやカツオ、アジやサンマなどの魚が、
それぞれの店ごとに、異なる名前で売られていたとしたらどうなるでしょう?


おそらく、大問題になるでしょう!

...いや、法的に問題があるかも分かりません。

このように、私たちの身の回りにある、多くの商品では在り得ない様なことが、
墓石販売の業界では、ごく普通に行われていること自体、如何なものか。


(社)日本石材産業協会でも、こうした業界の不信感を払拭し、
消費者への信頼を築く意味でも、石種の名称統一を目指してきましたが、
規定法律や強制力が無いため、どうする事も出来ないのが現状です。

これらのまちまちな名称は、中国側が意図的に行っている訳ではなく、
利益追求に走る、日本国内の墓石販売業者が各会社ごとに行っているものです。

独自に付けられた名称が、法的には問題無いのかも知れませんが、
消費者の立場に立った商売とは言い難いものであります。


8.大阪で起こった墓石の産地偽装事件

これまでのブログでは、中国の石材加工工場で日常的に行なわれている、
お墓の"ごまかし加工"や、日本で販売されている外国産石材の墓石に、
墓石販売業者が、独自の名称を付けて販売している件についてお話ししてきました。

これらに関しては、建築基準法や食品衛生法の様な規定法律が無いため、
現行の法律では取り締まることが出来ないのが現状です。

しかし、法的に問題はなくても、消費者に対して粗悪な製品を販売することや、
消費者が国産墓石と錯覚するような独自の名称を、あえて付ける必要があるのでしょうか?

売り手側とすれば、「どうせ素人には判らないだろう」という考えで、
中国の石材加工工場でつくられた"ごまかし加工"による墓石を、
うすうすは、分かっていながら販売している卸売業者や小売業者が、
数多く存在すること自体、業界全体として問題があると思います。

マスコミにも大きく取り上げられた、墓石の産地偽装事件

そして、今回のブログでは、前述のようなモラルに欠ける問題ではなく、
れっきとした犯罪行為である「墓石の産地偽装事件」についてお話しさせていただきます。

墓石の産地偽装事件の記事

平成22年5月7日・讀賣新聞に掲載


ここにご紹介するのは、2009年(平成21年)に大阪府で実際に起こった事件で、
2010年2月25日に、テレビ朝日系列のNEWSゆうにて「ウラドリ新たなる産地偽装」として、
また、同5月7日の讀賣新聞にも「墓石販売 信用にヒビ」として大きく取り上げられました。

この「墓石の産地偽装事件」のあらましについてご紹介しますと、
大阪府豊中市の会社員Aさん(当時32才)は、亡くなったお父様を供養するために、
大阪市内の業者から350万円で墓石を購入いたしました。


Aさん:「特に(父を)早く亡くしたので、できるだけお墓くらい良いのを...」

Aさん夫妻が選んだのは国産の高級石材「大島石」。

その中でもトップクラスの極上品を購入したはずだった...。


「大島石」とは、愛媛県の北部、瀬戸内海に浮かぶ"大島"で採掘される御影石で、
墓石だけに限らず、国会議事堂や赤坂迎賓館などの有名建築物にも使われている銘石です。

そして、墓石建立後に花立が外れる、霊標(墓誌)もぐらついているなどの不具合が続き、
施工不良に不信感を抱いたAさん夫妻は、(社)日本石材産業協会に調査を依頼しました。

同協会の当時の副会長・射場一之(いば かつゆき)氏がA家の墓石の鑑定した結果、
「大島石」ではなく、韓国産の石材「陰城(いんじょう)」であることが分かりました。

本物の「大島石」の石目は、「陰城」よりキメが細かく色目も違います。
価格も「大島石」と比べると半額程度と、大きく異なります。

調査にあたった射場一之氏は、「知識がなければ見分けるのは難しいが、
専門家が見れば一目瞭然。『マグロ』と『カツオ』ほどの違いがある」とのこと。

「墓石の産地偽装だ!」そう確信したAさんは、
墓石の販売業者に産地証明書を送るよう求めました。

しかし、届いた産地証明書には採石業者や加工業者の名前は無く、
墓石を販売した小売業者の名前のみが記されたものでした。

さらに、その産地証明書の原石名の欄に書かれていたのは、
『日本を代表する銘石の一つ大島石』という形容詞付きの原石名です。


通常の証明書に、こんな「日本を代表する銘石の一つ...」なんて付けないですよね。

Aさん夫婦は大阪府警に被害を届出ました。

大阪府警が鑑定した結果、石はやはり「大島石」ではなく韓国産であることが判明しました。

大阪府警は2009年(平成21年)12月に不正競争防止法違反(産地偽装)容疑などで、
墓石を販売した業者の事務所を捜索しました。


朝日放送の記者のインタビューに答えた墓石販売業者の社長はテレビに向かって...


「長いことやってましたけど、てっきり騙されましたわ。
その時に大島石の一番良いものでお願いしますということでお願いしたんですよ。
結果的に彼を信じきってたもんですから」


社長が言う『彼』とは、取引があった墓石の卸売業者のことです。


しかし、これは「石材店が石を知らない」と言っているようなもので、
本物か偽物かを見分けられるのがプロなのではないでしょうか。


また、社長自らが発行した産地証明書についても...


「原産地証明は取引した小売店が印鑑を押して出すものだという
(卸売業者からの)説明だったので、私の印鑑で出した」

産地証明書についても、卸売業者に言われるままに書いたと説明する社長。

その卸売業者は、朝日放送の取材で次のように語った...

「その石材店と石の種類について話をしたことは一度もない。石を運ぶ注文を受けただけ」

石材店と卸売業者、はたしてどちらの言い分が正しいのやら...

最終的には、Aさんは墓石を販売した業者に、
購入代金の全額を月々返済させる約束を取り付け、
2010年(平成22年)1月、捜査書類を大阪地検に送付し捜査を終えました。

Aさんは墓石を撤去し、改めて建立する予定とのことでした。

讀賣新聞の取材に対しAさんは、
「示談はしたが、お墓を使ってだますような行為は今でも許せない」と憤っていました。

国民生活センターによると、墓石に関する苦情・相談は、2000年度は686件だったが、
2005年度には1308件と倍増。その後、高止まり状態が続き、
2008年度には1414件、2009年度は1364件だったとのことです。

内容は「建立してすぐに石が欠けた」といった品質に関するトラブルのほか、
「内金を支払った後、業者に電話がつながらなくなった」、
「相場より数百万円も高く購入させられているようだが返金してもらえるのか」、
といった購入代金に絡むものが多いとのことです。


墓石を巡る偽装疑惑は「産地偽装」だけにとどまりません。

石材の「等級偽装」や、墓地での「施工偽装」とさまざまです。


『先祖供養のために少しでもいいお墓を建てたい』
そんな思いにつけ込む、お墓に絡むさまざまな「偽装」や「ごまかし加工」。

消費者の知識が少ないことを逆手にとり、利益を得ようとする業者。

満足のいくお墓を建てるためには、墓地選び、石材選び、デザイン選びよりも、
先ずは、信頼できる石材店選を選ぶことが最も重要です。



【参考文献】「讀賣新聞」2010年(平成22年)5月7日号


10.何故、中国産の墓石が売れるのか?

日常的に行なわれている、お墓の"ごまかし加工"や、
日本で販売されている外国産石材に、業者が独自に付けている名称、
そして、悪質な"産地偽装"など、中国産の墓石には様々な問題があります。

これらの現状を消費者の方々は全く知らずに、
中国の石材加工工場で作られた墓石を購入しているのでしょうか?

安いからという理由だけで売れる中国産墓石

食品にしても、国産の方が中国産より安心!

家電製品も国産のメーカー方が信頼がおける!

自動車においては、中国産の車をわざわざ輸入して、
乗っておられる方はほとんどいないでしょう。

何故、中国産の墓石が売れるのか?

食品は、人の口に入る物なので何かあったら怖い!

家電製品や車も、毎日のように使うものなので故障すると困る!

おそらく、こういった理由で国産を選ばれているのだと思います。

しかし、お墓に使用する石材の善し悪しは通常一般の人には判りません。

加工技術の差や、研磨工程の違いなども見てもよく判りません。

それに、製品が悪くても、仏様は文句も言えません!


石材店に行っても"ごまかし加工"や"産地偽装"の、
話をしてくれる店もおそらくそんなにはないでしょう。

逆に「今は、日本ではほとんど石は採れない」(全くのウソ!)、
「中国のお墓づくりの技術も良くなっているので全く問題ない」、
などの話を聞くと、「やはり価格が魅力の中国産にしよう!」と、
何の疑いも無く、一生に一度の大きな買い物をしてしまうのです。

安すぎるものに、すばらしく良いものはありません。

日本より物価の安い、中国の石材加工工場でお墓を作るとしても、
いい素材(石)を使い、技術力の高い信頼のおける工場と取引し、
"ごまかし加工"などを一切行わずにお墓を製作するとなると、
いくら中国であっても、そんなに安くはつくれません。

事実、石材商社によって製作された中国産墓石を取り扱わず、
直接中国に出向き、原石のチェックから製作工程、検品までを、
自社で行っている弊社の墓石製作にかかるコストより、
石材商社から、完成品の墓石を仕入れる方が安い場合も多々あります。

かつては、安い労働力を武器に、お墓づくりが出来ていた中国も、
最近では、時代の流れと共にそうでなくなりつつあります。

中国国内経済の、あまりにも急速な発展に伴い、
中国政府は法律に基づいた社会の構築を積極的に推進し、
国民の生活を尊重した、協和社会の構築や、
環境保護、省エネ政策を重視するようになってきています。

こうした状況は、さまざまな業界に影響しており、
さらに今年は、中国国内の急激なインフレから、
人件費や原材料の高騰が追い打ちをかけ、
3K職種である墓石加工業界は、窮地に追い込まれ、
継続が困難になってきている工場も少なくありません。

何故、中国産の墓石が売れるのか?

このような状況になっても、日本では、長く続いたデフレの影響で、
より安いものが受け入れられる傾向にあり、お墓も例外ではありません。


消費者は、石材店をはじめとする墓石販売業者に大幅値引きを要求する。


石材店等の墓石販売業者は、石材商社に値引きを要求するか、
他の石材商社との間で、相見積もりを取り、値引き競争をさせる。

石材商社の担当営業マンも、会社に対してのノルマがあるので、
金額的に、少々無理をしても、石材店からの注文を取りたい。

こうなると、その消費者や石材店の要望する価格に合わせるため、
中国内で、より安く墓石の製品加工をしてくれる工場を探すわけです。


そうなってくると、ますます良いものは出来なくなり、
見かけだけを良くするための薬品の使用等に繋がりかねません。


お墓だけに限らず、どんな商品でも言えることですが、
必ずしも、値段が高ければ良いというものではありませんが、
極端に安すぎるものに、すばらしく良いものはありません。


もう、今までのように「安くていいお墓づくり!」を、
中国に求める時代は終わりに近づいているのかもわかりません。


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一般社団法人 日本石材産業協会加盟の
㈱第一石材は主要官公庁、企業様、労働組合様など、
多数の団体様との提携をさせていただいております。


指定店・特約店 主要契約先(五十音順・敬称略)

・カトリック大阪大司教区
・川崎重工労働組合
・金宝堂
・神戸個人タクシー事業協同組合
・神戸市職員共済組合
・神戸税関労働組合
・神戸赤十字病院
・住友ゴム労働組合
・全労災・兵庫県本部
・株式会社TASAKI(田崎真珠)
・電友会・兵庫支部
・兵庫県勤労福祉協会(ファミリーパック)
・兵庫県警友会
・兵庫県職員互助会
・兵庫県弁護士協同組合
・フジッコ株式会社
・富士通テン労働組合
・三菱重工労働組合・神戸造船支部
・三菱電機労働組合
・三ツ星ベルト労働組合
・株式会社八木研(現代仏壇)
・株式会社ユーハイム
・JA共済連兵庫
・JFEスチール労働組合
・SDカード優遇店
・TOA株式会社


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神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
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墓石建立可能地域

・兵庫県・神戸市及び関西地方
・東京周辺の首都圏
・関東地方
・東海地方
・近畿地方
・中国・四国地方


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