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石材店が教えてくれない、本当に知りたいお墓の話
お墓選びは石材店選び。こんな業者は絶対ダメ!

1.お墓は特殊な商品である!

商品知識を得る機会が少ない特殊な商品

これからお墓を建てようと、考えている人たちのほとんどが、
お墓を建てるのは、初めての経験のになるのではないでしょうか。

お墓を建てる、また霊園で墓所を購入するという行為は、
家を建てるということと同様に、特別な場合以外、
ほとんどの方にとって一生に一度しか、経験しないといってもいいかもしれません。

同じ高額商品の中でも、自動車や家電製品などとは違い、
お墓は、消費者側が商品知識を得る機会が極端に少ない、
特殊な商品であるということを、まず認識することが大切です。


「どこが特殊なの?」


「誰でもが知っているものではないか?」

…と言われるかもしれません。


では、あなたがお墓を建てるとした場合、
「○○石材店で、△△石を使った□□型のお墓が欲しい!」

…と、すぐに欲しいお墓の内容の詳細を答えることができるでしょうか?

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ましてや、家族や親戚が亡くなった、などの事情で急にお墓が必要になり、
時間的な余裕がない中で、購入を決断しなければならないような場合も多いと思われます。

近年は核家族化が進み、都市部では地域のつながりも薄れているため、
お墓を建てようとする時に、周囲に相談できる相手が誰もいないというケースもあるようです。


実際は、ほとんどの方が、「どこで買ったらいいのか?」


「どんな石が良いのか?」


「費用はいくらくらいかかるのか?」


「カタチはどんなものがあるのだろう?」


「工事はどんな方法でするのか?」

等々、わからないことばかりなのでは…

お墓づくりは良い石材店選びから

自分や家族が、最後に眠る場所となるお墓は、
誰しもが、気持ちよく建てたいと考えているでしょうし、
建てた後も、そこで安らかに眠っている故人のためにも、
トラブルに巻き込まれたり、あとで後悔するような事態になることは、
極力避けたいと、誰しもが思うことです。

皆様が、これからお墓を建てようと考えるとき、
大きな存在意義を問われるのが、建墓の専門家である石材店です。

石材店は、お墓に使用する石材の種類や特徴・特性、
墓石のデザイン・設計・工法、建墓に要する費用など、
お墓づくりに関する、あらゆる面について、
専門知識を持たない消費者側に、適切なアドバイスができることが不可欠です。

その他、実際に施工工事を行うことはもちろんのこと、
納骨や海岸法要などの手配、供花・お供物などの準備、
お墓の完成後に、何らかの事故が発生した場合のアフターフォローなど、
建墓には無くてはならない存在のはずなのです。

これらのことから、良いお墓を建てるためには、
良い石材店を選ぶことが非常に重要となるのです。


あなたのお墓が期待通りのものに出来上がるかどうかは、
この「石材店選び」にすべてが係っていると言っても過言ではありません。


では、そもそも「良い石材店」とは、どのような石材店なのでしょうか。




※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


2.神戸・兵庫でお墓を建てる際の「良い石材店」の条件とは?

「良い石材店」の条件とは?

「良い石材店」の条件とは、いったい何でしょうか?
日本全国でお墓に関わる石材店の数は、規模の大小を問わず約一万店余といわれています。
ひと口に石材店といっても、それぞれに業態も違えば、会社ごとの特色もあります。

それらの石材店は、社長自らが石材の選定から、製作・販売に至るまでをにない、
一つひとつのお墓をつくり上げていく、従業員が数人という小規模な石材店もあれば、
全国に数多くの支店を持ち、大規模展開をしている大手石材会社と、
その規模はさまざまですが、自動車産業や家電メーカーと違い、
石材店の場合、必ずしも会社の規模が大きければ「良いお墓」ができるとは限りません。


お寿司屋さんや、ケーキ屋さんと同じく、むしろ小規模の石材店の方が良い場合もあります。


また、それらの会社が作る墓石の品質や、工事内容、営業マンの力量等もバラバラです。
そうした中で、まず石材店を選ぶ時に、注意しておきたい基本的な条件としては、
おおまかには、以下のような内容のものが考えられるでしょう。

1.老舗の石材店なら信頼できるのか?

◇本来ならば、長い歴史があり、数多くのお墓づくりを手掛けて来た石材店であれば、
 安心感もあり、信用・信頼が出来そうなものですが、
 近年においては、それだけでは石材店を選ぶ決定的根拠となりません。

◇これは石材店だけに限らず、他の業種においても、「雪印」や「大阪・船場吉兆」のように、
 歴史のある企業、老舗の店であっても、食品偽装事件の例もあるので一概には言えません。

2.スタッフの身だしなみやマナーも重要
◇タバコの煙が充満する社内や車などは、今の時代において考えられない。
 「お墓」という大切な物づくりをさせていただく以上、マナーも重要事項。

◇会社・店舗・工場内の整理整頓ですらできていない石材店に、
 お施主様が満足できる、良い製品がつくれるとは考えにくい。

 

3.お施主様の要望をじっくり聞いて相談の乗ってくれる

◇お墓を建てた方からの、クレームで数多く見られるのが、
「材質、デザイン、サイズが違う」といった内容のものです。

◇これは、「何とかして売りたい!」という気持ちばかりが先行し、
 お客様の話を、きちんと聞いていないことが原因として起こり得ます。

◇あなたの話を、きちんと聞いてくれる石材店を選びましょう。
 これは、基本的なことですが、とても大切なことです。

4.「石」に詳しい石材店(その中でも担当者が重要)を選ぶ

◇近年においては、お墓は石材店だけではなく、
 仏壇店や葬儀社等の異業種でも取り扱われるようになりました。
 また、石材店においても、自社で墓石の製作をすることが少なくなり、
 大半の石材店が、石材商社を通じて出来あがった製品を仕入れるのが通例となったため、
 最近では、石についての特性を、細部にわたり説明できる店が少なくなりました。


※お墓の流通経路については以下のコラムにて詳しく書かせていただいております。

「あまり知られていないお墓の流通経路」について詳しくはコチラまで


◇同じ名称の石でも、採石丁場等により、品質も価格も異なり、
 色目や石目においても、ホントに同じ石種とは思えないくらい違う石もあります。

◇お墓を購入する際には、価格のことばかりではなく、石の種類や特徴、
 その石の長所や短所に至るまで、詳しい説明が出来る担当者を選びましょう。

5.「見積書」や「設計図」を提示後、検討の時間を与えてくれる

◇信頼できる石材店は、お客様の気持を大切にし、ゆっくりと考える時間を与えてくれます。
 連日の営業電話や、強引に自宅に押しかけたりするようなことはしません。

◇必要な情報をわかりやすく提供してくれ、あとはあなたの心が決まるのを
 ゆっくり待ってくれる、そんな石材店ならきっと安心でしょう。

6.契約の締結や料金の支払いを急がせない

◇「全額を前払いしていただければ、その分お安くします」
 これは、よくあるセールストークの一つですが、注意が必要です。

◇手付金の金額に特に明確な決まりはありません。
 契約金額や納期によっても異なりますが、おおむね、契約時、中間時、完成時の三分割、
 もしくは、契約時、完成時の二分割等が一般的なように思います。

7.提供する墓石の情報をすべて開示し、詳しく説明してくれる

◇お墓に使用する石材の種類・産地・品質や墓石の
 製造地・総費用などの情報をすべて公開し、詳しく説明してくれる。

◇展示品に価格を明示せず、お客様によって価格を決める石材店もあるようです。

◇「国産墓石」と称しているものでも、日本の石を中国で加工したものも数多くあります。


「国産墓石なら本当に安心?」について詳しくはコチラまで

8.墓碑建立後の保証等の内容が書面に明記されている

◇一般の商品と同じく、石材店とは見積書や契約書を取り交わしましょう。
 その際に、設計図は添付されているか、見積書・契約書には、
 各項目別の金額、石の種類、仕様、納期、支払い条件等が明記されているかを、
 必ず確認してから、契約を交わすことが大切です。

◇その際には、使用石種の「原産地証明書」の発行や保証の有無などを、
 事前に確認しておくことが、後々のトラブルを防ぐためにも重要です。



その他にも、細かな点はいろいろとあるでしょうが、
まず大まかな条件としては、以上のようなことが挙げられます。





【参考文献】

・「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
・ お墓選びは石材店選び「石材店に行く前に読む本」
 (日本石材産業協会・基準策定委員会発行/非売品)


3.通称「国産墓石」は法的に問題ないのか?

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平成22年5月7日/讀賣新聞に掲載

平成21年に大阪府の霊園で発生した「石材産地偽装事件」は、
マスコミでも大きく取り上げられたので、ご存じの方も多いはずです。


この事件について詳しくはコチラまで


この事件は「不正競争防止法違反(産地偽装)容疑」という、
りっぱな犯罪として、大阪府警による捜索を受けました。


通称「国産墓石」は産地偽装にならないのか?

しかし、最近では日本の石を中国に送り出し、
中国の石材加工工場にて墓石として加工されたものが、
数多く出回っています(国産墓石の大半がこの形態のものでは…?)。

それらの製品に「中国製 MADE IN CHINA」の表示はされてなく、
販売する側から「日本の石だが中国でつくられたもの」との説明が、
ほとんど無い状態で販売されているのが問題なのです。

その部分の説明は無しに「国産墓石を特別価格でご提供!」なんて、
甘い言葉のキャッチコピーで数多く販売されているのが実情です。

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これは、法的には問題は無いのでしょうか?


日本で加工された墓石と、中国で加工されたものとでは、
石目合わせ、研磨の制度等、すべてにおいて加工精度が違います。

中国の技術が良くなったといっても、高水準の加工精度よりも、
安さを追求してつくっている以上、日本の石職人が手掛けたものと、
根本的に墓石の加工工程が異なり、仕上がり具合も違ってきます。


現在の法律では、この販売方法に問題はありませんが、
業界のモラルとして考えると、如何なものかと思います。


国産のお墓をお考えの際には、日本の石を日本の石職人によって、
製作している石材店でお買い求めになることをお薦めいたします。

必ずしも、値段の高いものが良いとは限りませんが、
安価で流通している、通称「国産墓石」には注意が必要です。


私見ですが、日本の石を中国で加工・製作された墓石を買うくらいなら、
中国で加工・製作された中国産やインド産の墓石を選ばれる方が賢明だと思います。


4.上手い話と、神戸市営墓地などでよくある強引な営業にご用心!

悪質な業者には注意が必要!

近年においては、石材店だけではなく、仏壇店や葬儀社など、
お墓を購入できる選択肢が増え、消費者の方にとっては
手に入りやすいものになっている半面、業者間では厳しい販売競争となっています。

その結果、残念ですが、あまり良心的とは言えないサービスで
強引に契約を迫るような業者も増えています。


「早く決めないと、この墓地は売れちゃいますよ!」


「とにかく今、ここで決めてしまいましょうよ!」

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このように、家族に相談させず、考える時間を与えない業者は要注意です。


どんなにさわやかで笑顔が素敵な好青年に見えたとしても、
強引な口調で、セールストークを繰り返す営業マンには注意が必要です。


押しの強い営業マンはあの手このての手段手法で契約を迫ります。


しかし、言われるままに高いお金を出したところで、
満足できるお墓など完成するはずがありません。


少しでも「強引だな」と感じたら、毅然とした態度できっぱりとお断りください。


特に、一人暮らしの高齢者や、近くに身寄りがいない方の自宅を、
しつこく訪問して強引にその場で契約を迫る業者は非常に危険です。

後になって悲しい思いをしないために、その場では返事をせずに、
家族や信頼できる知人に相談してから決めるようにしてください。




【参考文献】

・「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
・ お墓選びは石材店選び「石材店に行く前に読む本」
 (日本石材産業協会・基準策定委員会発行/非売品)


5.神戸・兵庫には数多くの石材店があるが、店舗を持たない墓石販売業者に要注意!

墓石購入の際には、店舗や会社を確認することが大切です。

店舗や工場を持たない石材店は、マンション等の一室を拠点として、
「この人は」と目をつけたお客様のところに足しげく通い契約を取り付けます。

その方法もいろいろで、霊園の入口や駐車場付近で待ち伏せ、
墓地の見学や墓石の下見に訪れた人に声をかけ、キャッチセールスを行ったり、
車のあとをつけたり、車のナンバープレートから住所を割り出し、
自宅を調べ訪問するなど、様々な方法で自宅に押し掛けてきます。

また、だれに頼んだわけでもないのに、
おくやみ情報(死亡者名簿)から情報を手に入れて、
自宅にしつこく訪問してきたりする業者もいます。

別に、マンションの一室を拠点にしているから悪いというわけではありませんが、
店舗も工場も持たない場合、契約後の仕事を別の会社に丸投げしたまま、
お墓を建てた後のアフターフォローも、何もしない可能性が高いといえます。


もし、完成直後に依頼した内容と違っていたら、
いったい誰が責任をとってくれるのでしょうか

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お墓は、建てた後に補修が必要になることもあるのですから、
トラブルを避けるためには、きちんと店舗を構えている石材店で、
実物や施工事例を確認してから契約するほうが安心です。

いろんな理由をつけて店舗、工場、事務所や、
墓所における施工現場などの見学を拒むのは、
見せられない、また見られたら困る理由があるからです。

お墓を建てて後悔した人に共通していることは、
墓石を注文した業者に一度も足を運ばず、
自宅に訪問してきた業者に依頼した人たちです。

お墓を建てようとする施主はもちろん、
故人までも、食い物にしようとする悪徳業者の行為は
決して許されるものではありませんが、
消費者側がしっかりとした知識を身に付け、
そのような業者に引っかからないように、
充分に注意することが大切なのもまた事実です。




【参考文献】

・「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
・ お墓選びは石材店選び「石材店に行く前に読む本」
 (日本石材産業協会・基準策定委員会発行/非売品)


6.宗教不問の墓地だと聞いていたのに話がちがう!

悪徳業者により様々なトラブルが発生

お墓づくりの現場では、実にさまざまなトラブルが発生しています。


お墓や墓石に関する、消費者側の認識不足によるもの、
霊園との契約内容が原因で起こっているもの、
墓地を所有するお寺とのもめごとなど、その内容は多岐にわたります。

消費者問題における中核的機関である「国民生活センター」や、
全国に設置された「消費生活センター」の相談窓口には、
連日、数多くのお墓に関係するトラブルについての相談が持ち込まれているということです。

首都圏の消費生活センターを例に挙げると、最近の相談内容の傾向として、
一部の悪質な業者に、詐欺まがいの手口でお金をだまし取られたり、
代価に見合わない、質の劣る墓石を購入させられたりした消費者からの、
電話が少しずつ増加しているということです。

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10年ほど前までは、自宅に訪問してきた業者から、
墓石や霊園を購入した方からの相談が多く寄せられていたとのこと。

自宅にやってきたセールスマンによって即日契約を迫られ、
その後、料金の返還やクーリングオフ制度をめぐって
さまざまなトラブルに発展するというケースです。

そうしたトラブルが、あちこちで頻繁に発生し、
マスコミなどで取り上げられる機会が増えたことにより、
消費者側のお墓に対する危機意識が高まりました。

その影響で、墓石業界における訪問販売というスタイルそのものが下火になり、
ここ数年で訪問セールスに関する相談はなくなったとのことです。

しかし、それに代わって、消費者の知識不足などにつけ込んだ、
悪質な石材店による、トラブルの事案が増加しており、
中には詐欺としか思えないようなものもあるとのことです。

また、国民生活センターでも、ここ最近の相談では、
業者による墓石の産地偽装や、瑕疵のカムフラージュ、
注文を受けているにもかかわらず、墓石を建立しないなど
極めて悪質な事例が目立つとのことです。

【事例.1】「宗教不問」の墓地だと聞いていたのに?

寺院の境内にある墓地を購入しました。


契約時に石材店の説明では、そこは寺院の敷地内にあるが、
檀家になる必要のない「宗教不問」の墓地だということでした。

後日、墓石の建立のために工事をお願いしようとすると、
お寺の住職から、お墓を建てるのであれば、
檀家になってもらわなければ困ると言われました。

すぐに石材店に確認をすると「墓地の購入に際しては檀家にならなくてもよいが、
お墓を建てるには檀家になっていただく必要がある」


「墓石の建立に至るまで宗教不問とは言っていない」という説明でした。


「話が違う!とても納得できません!」(50代男性)

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【解説】墓地を購入する前によく確認を!

お寺の境内にある寺院墓地を購入して、お墓を建てるには、
ほとんどの場合、そのお寺の檀家にならなければなりません。


しかし、わずかではありますが「宗教不問」の寺院墓地もあるようです。


今回のケースでは、過去の宗教・宗派には不問ですが、お墓を建立する際には、
その墓地の経営主体である、寺院の宗派に属することが購入の条件である、
「過去の宗旨・宗派不問/要入檀家」という条件にもかかわらず、
この業者は「宗教不問」とだけ説明し、顧客を集めているようです。

「墓石の建立に至るまで宗教不問とは言っていない!」とは、
なんという屁理屈で理不尽な説明でしょう。

業者も業者ですが、このような石材店を「指定石材店」として、
指名している、お寺側にも問題があるのではないでしょうか。


中には誠実さを欠いた、このような業者もいますので、
墓地を購入する前に、詳しく確認する必要があります。




【参考文献】「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


7.お金を支払った後に石材店が消えた

この事例は、建墓費用の持ち逃げという、
極めて悪質な詐欺行為の被害にあった事例です。

【事例.2】建墓費用を全額支払った後、石材店が消えた?

ある石材店を通じて、数年前に霊園の墓所を購入いたしました。


建墓費用を全額前払いで支払った方が、料金が割安になると言われたので、
墓地永代使用料を含めた、合計300万円を業者に振り込みました。

その後一年ほどが経過し、そろそろお墓を建てたいと思い、
石材店に連絡をしたところ、全く連絡が取れず、その会社自体も無くなっており、
お墓を建てることができず困り果てています。(60代・男性)

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【解説】全額前払いを要求する業者には要注意!

「全額を前払いしていただければ、その分お安くします!」
これはよく耳にするセールストークの一つです。

手間や気持ちの問題で、依頼する側から前払いを申し出るケースもあると思いますが、
業者側から、全額前払いを要求するとしたら注意が必要です。


今回のケースは、施工工事をせずに代金を持ち去るという極めて悪質な詐欺の手口です。


通常、石材店では契約時に手付金(着手金)を受け取り、
工事完了後の引き渡し時に、残金を精算するという方法が一般的です。


手付金の額に厳密な決まりはありません。


契約金額によっても異なりますが、契約時1/3、中間金1/3、完成引き渡し時1/3、
という三分割による支払い、もしくは、契約時1/2、完成引き渡し時1/2、
という二分割による支払い方法が一般的な支払方法でしょう。


いずれにしても、契約時に支払う金額としては、
おおむね総額の半分以内の額が一般的です。


もし、契約時に全額の支払いを要求するような業者であれば、
前述等の方法でしか契約できない旨をはっきり伝え、
それでも全額要求するようであれば、他の石材店を探した方がよいでしょう。


それによって、もし納期に間に合わなくても、それは一時的なこと。


後々まで悩むことを考えれば故人もきっと納得してくれるはずです。




【参考文献】

・「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
・ お墓選びは石材店選び「石材店に行く前に読む本」
 (日本石材産業協会・基準策定委員会発行/非売品)


8.国産の墓石で注文したはずなのに?

この事例は、まさに「石材産地偽装事件」の事例です。
これは、トラブルというより、れっきとした犯罪行為です。

【事例.3】国産の石材でお墓を注文したのに安い外国産石材が…

お墓の建立に際して、国産の石材にて注文し、
その分の代金も事前に業者に支払ったが、
施工工事を見に行った時に、霊園に搬入されたのは
国産の墓石よりも安価な、韓国産の石材でつくられた墓石でした。


もう石材店を信用できないので契約を破棄したいと考えています。(50代・男性)

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【解説】産地偽装は刑事事件になる犯罪行為です!

平成21年に大阪府の霊園で発生した「石材産地偽装事件」は、
マスコミでも大きく取り上げられたので、ご存じの方も多いはずです。


この事件について詳しくはコチラまで


この事例も同様の内容で、この相談者の方は、
自分が購入したお墓の施工工事の進捗状況を確認するために、
霊園に出向いたところ、自分のお墓の建立のための墓石の梱包材に、
ハングル文字で石種が記載されているのを発見し、
石材が国産のものではないことが分かったということです。

日本における近年の墓石の生産は、約80%が中国産ですが、
1980年代頃の、安価な墓石の生産拠点は韓国が主でした。

この方は、すぐにその場で業者の担当者にその点を指摘し、
工事をストップさせたということですが、
もし工事を見に行かず、現場を押さえられなければ、
この悪質業者は、そのままお墓を建立して、
契約通りのものとして引き渡したに違いありません。

家の建築と同じく、工事の様子をチェックするのは
良いお墓を建てるためにとても重要なことです。

例えごまかしなどがなくても、お施主側が常に気にかけていれば、
業者側も、より一層良い仕事をしようと思うはずです。



「すべてまかせっきり!」はあまりお薦めできません。





【参考文献】「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


9.建てたばかりのお墓にひび割れが?

今回の事例は、墓石のひび割れに関する事例です。
ありとあらゆる言い訳トークを備えている石材店もあると聞きます。

【事例.4】完成したばかりのお墓なのにひび割れが!

石材店から施工工事が完了したとの連絡を受けて、霊園に確認に行ったところ、
完成したばかりのお墓なのに、墓石にひび割れがありました。

さっそく取り替えてほしいと、石材店にお願をしたのですが、
なかなか対応してもらえなくて困っています。(60代・女性)

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【解説】建ててすぐの墓石が自然にひび割れするとは考えにくい

こうしたトラブルが発生した場合には、
先ず契約書に同様のケースに該当する記載がないか確認をすることです。

そして、保証が付いていれば、その内容について双方で確認し、
それに従って対応してもらえるよう交渉します。

もし、保証について明記されていない場合でも、
完成したばかりの墓石にひび割れが生じるなんてことは、
よほど強い衝撃を与えない限り、通常では考えにくい状況です。

ただ、お墓に使用する石は、打撃には弱いので、
角の部分や、蓮華加工などの鋭利な部分は、
ちょっとした衝撃でも欠けてしまいます。

今回のケースのように、墓石全体にひび割れが生じているのならば、
原石もしくは、加工・施工上に原因がある可能性が高いでしょう。

一般的には、建立後一年以内に発生した瑕疵であれば、
社会通念上、石材店側には保証の義務があると考えられます。 

どうしても業者側が、交渉に応じてくれない場合は、
最寄りの消費生活センターに相談されることをおすすめいたします。



【参考文献】「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


10.墓石購入業者を自由に選べない霊園

様々なトラブル事例の中でも、年々、件数が増えているのが、
今回ご紹介する「指定石材店制度」に関係する事例です。

【事例.5】契約後に自分で石材店が選べないことを知った!

石材店の案内で、寺院の敷地内にある墓地を購入いたしました。
お寺に墓地の永代使用料を納めた後になってから、
そこでは墓石の施工を行う業者が1社しかないことを知らされました。

自分なりに施工をお願いしたいと考えていた石材店があったので、
お寺が決めたその業者では、お墓をつくりたくありません。

そのような規程があるのなら、墓地を斡旋した石材店が、
見学の際に事前に知らせるべきではないのでしょうか?


すでに支払った永代使用料を返還してほしいと考えています。(50代・男性)

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【解説】知らない人が損をする「指定石材店制度

最近、全国の消費生活センターには、これと同様の相談が増えているそうです。


寺院境内墓地では、お寺により石材店が決められている場合が大半なので注意が必要です。


この事例では、石材店側から事前に説明がなかったと訴える相談者と、
寺院境内墓地では、施工の石材店が決まっているのは常識だという石材店との間で、
永代使用料の返還を求めて話し合いが行なわれ、結果的に寺院側が返金に応じたとのことでした。

気を付けなければならないのは、民営の霊園でも「指定石材店制度」によって、
施主側が石材店を選ぶ自由が、制限されている霊園がほとんどです。


霊園を見学する前に、頼みたい石材店を選ぶことができるかどうか確かめておくことが必要です。



■業界独自の制度“知らない人が損をする「指定石材店制度」とは?」”について詳しくはコチラまで



【参考文献】「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)


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