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石材店が教えてくれない、本当に知りたいお墓の話
国産墓石と中国産墓石のどっちが良いのか?

1.よく分からないお墓・墓石の選択基準?

お墓は何を基準に選べばよいのか?

何を基準に選べばよいのか?

ほとんどの消費者の方が、お墓を購入される際に、
何を基準に選べばよいのかが分からないと言われます。

「まったく、その通りでしょう!」

車や家電製品のように、過去に何度か購入した経験がある商品ならば、
多くの消費者の方が、ある程度の判断ができるでしょう。

また、パソコンならスペックの比較が出来ますし、
食品なら味見をすることも可能ですが、お墓には情報がありません。

有ったとしても、限られた少ない情報程度でしょう。

ましてや、オリジナルデザインの墓石を除けば、
どのお墓も似たり寄ったりのカタチをしているわけですし...

いったい、誰の言うことを信用すればいいの?

石材店の人の言うこともお店によってまちまちです。

消費者側からすれば、いったい何が本当なのか分かりません?

こういったところが、余計にお墓選びを複雑にしており、
消費者に不安ばかりを与える結果になっているのではないでしょうか。

ある石材店では「庵治石なんて最近では採れてません。大島石がお薦めです!」

また、ある石材店では、「最近のお墓はみんな中国で作ってます。
日本でお墓を作っている店などほとんどありません!」とか...。


「どちらも、まったくのウソ!」


国産の最高級墓石材である庵治石も毎日採掘されていますし、
中国における墓石加工が全体の多くを占めているとはいえ、
庵治や岡崎、真壁といった加工産地を中心に日本のあちこちで、
墓石や燈籠、彫刻物などの石材加工は日々行なわれております。

商売をしている以上、どのお店にしても営業マンにしても、
出来ることなら自分の店でお墓を購入してほしいという気持ちは理解できます。

もちろん、私もそうですから!

だからといって、消費者にその場限りのウソや適当な情報を伝え、
正確な情報をきちっと伝えないというのはどうかと思います。

モノのない戦後の時代や高度経済成長期の頃なら、
どんなものでも、作ればなんでも売れたかも知れません。

しかし、情報化社会となった今では、消費者には知る権利があり、
私たち販売する側には、正しい情報を提供する責任と義務があります。

特に、お墓という商品は消費者にとっては高額商品であり、
一生に一度買うかどうかの大きな買い物なのでなおさらです。

また、建築物には「1級建築士」、不動産なら「宅地建物取引主任者」、
料理人なら「調理師」など、資格が必要な業種も数多くありますが、
お墓の販売するにあたっては何の資格も必要ありません。

入社まもない営業マンでも名刺1枚でお客様宅に訪問し、
カタログと石材サンプルで墓石を販売するなどはごく当たり前。

資格が必要でないため、最近では葬儀社、仏壇店、葬祭ギフト店などの
仏事関連業者も相次いで墓石の販売に参入してきている時代です。


それゆえに、私たちお墓づくりを専門とする石材店としては
今、正に『専門店としての意義』が問われる時代と言えるでしょう。

国産の墓石が良いか?中国産の墓石が良いか?
という以前に、業界人としての最低限のモラルとルールをもって
消費者に対応できているかどうかの方が先決なのではないでしょうか。

こんなことすら、出来ないお店に国産であろうが、
中国産であろうが、心のこもった本当に良いお墓を
消費者に届けることなど極めて難しいと私は考えます。


2.国産墓石・中国産墓石というよりも、どこの誰が作るかが重要!

どこの誰が作るかが重要!

国産の墓石と中国産の墓石ではどっちが良いのでしょう?

「国産」、いわゆる日本国内で作られているお墓ですが、
お墓を原石からすべて自社加工にて作っている小売りの石材店は、
全国的にも少なくなっており、特に都心部では皆無に等しい状態です。

では、いったいどこで作られているのかというと、
主に石材産地、いわゆる原石が採掘される地域です。

有名どころでは、日本の三大石材加工地と呼ばれる、
関東、茨城県の「真壁(まかべ)」、東海、愛知県の「岡崎」、
そして、世界で最も高級な墓石材、庵治石が採掘される、
四国、香川県の「庵治(あじ・牟礼(むれ)」です。

また、その他の石材産地の付近でも加工専門工場が点在しています。

私たちのような小売りの石材店の大半は、
これらの加工工場によって作られた墓石を仕入れ、
消費者の方々にご提供しているのです。

これは、京都で作られた着物を呉服店が販売したり、
堺で作られた包丁を金物店が販売するのと同じく、
ごく一般的な商品の流通経路と同様です。

ちなみに弊社がある神戸市から近い加工地といえば、
やはり香川県の庵治・牟礼の石材加工地が有名で、
現在も約300件程の石材加工に係わる様々な工場があります。

また、その中で石材加工に従事している石工職人も数多くいます。

それらの石工職人達によってつくられたお墓が、
すべて同じかというと、決してそうではありません。

妥協を許さず、とことんまで丁寧に作っている工場。

「まあ、この程度で良いだろう!」という工場。

...と、様々です。


「そりゃ当然ですよね!」


弊社の地元である、「神戸」で有名な食べ物といえば、
多くの人が思い浮かべるのは、やはり『神戸ビーフ』ですよね。

じゃあ、神戸市内のどこのお店でステーキや焼き肉を食べても美味しいか?
といえば、絶対そんなことはありません。お店によって味も値段も違います。


「お墓も同じです!」


お墓は石という自然素材を、人の手で加工して作り上げていくため、
世の中に二つとして、すべてが同じという品物はありません。

それだけに、国産の墓石、中国産の墓石ということよりも、
どこの誰によって作られたかによって製品の善し悪しが全く異なります。

ということは、それぞれの石材店や仏壇店などの墓石販売店が、
どこの誰が手がけた墓石や石材製品を販売しているのかによって、
使用する石材のランクや加工精度などに大きな差が出てくるのです。

そうなると、石材店の経営方針や、経営者のポリシーなどが、
お墓の良し悪しに、最も大きな影響を及ぼすといっても過言ではありません。


3.「国産」の定義とは?

「国産」の定義とは?

「国産」とはどういうことを言うのでしょうか?

辞書で調べてみると...

「自国で生産・産出すること。また、その産物。」と書かれてあります。

つまり、日本で作られたり、日本で採れたもの。
また、その土地に産する品物。ということになります。

ということは、材料は日本製だが、製作は外国というこも考えられるわけです。


当然、その逆もあるでしょう?


墓石においても、「国産墓石」と称して販売されているものの多くが、
日本の石を中国に送り、加工後に製品として輸入されています。

現在市場に流通している「国産墓石」と称される約7~8割程度のものは、
こうして中国の石材加工工場で作られた製品ではないでしょうか。

これらは、石材店やその他の墓石販売店の店頭やチラシで、
堂々と「国産墓石」と表示されて販売されています。
(現在の法律では全く問題はないのだが...)

だが、消費者側の方々からすれば「国産墓石」と言われると、
一般的にはどの様に思われるでしょうか?

きっと、多くの消費者の方々は、日本の石を使用し、
日本国内で作られたものという理解をしているのではないでしょうか?

もし、それらが、正直に「日本の石だが中国で作った墓石」と聞かされていたら、
おそらく、買わなかった消費者もかなりたくさんいたのではないでしょうか?

「国産牛」と「和牛」の違い

余談になりますが、「国産牛」と「和牛」とは全く意味が違うのだそうです。

日本国内で飼育された牛は、どんな種類の牛であっても全て「国産牛」と呼びます。

日本で生まれ育った牛は当然ながら国産牛で、
例えば、生まれは外国(外国種)であっても、
輸入されて日本で3ヶ月以上育てられた場合も「国産牛」といいます。

つまり、生きたまま輸入された牛は、
アメリカ産やオーストラリア産だろうと関係なく、
3ヶ月以上日本で飼育されれば「国産牛」になるのです。

「国産牛」と「和牛」の違い

このように国産牛の定義は広くなっています。

では、「和牛」とは、日本古来の在来種をもとに、
交配を繰り返して改良された食肉専用種のことをいいます。

現在では、「黒毛和種」「褐色和種」「日本短角種」「無角和種」の
4品種の総称名を「和牛」と呼び、その他を国産牛と呼んでいます。

この牛肉のことも、いったいどれだけの消費者が知っているかは疑問です。

一時期、日本国内で大騒ぎになった"口蹄疫"問題の時に、
マスコミで報じられ、はじめてこの事を知られた方もいるでしょう!

しかし、スーパーの店頭で「国産牛」と書かれた牛肉が並んでいたら、
これはきっと美味しいのだろう、と買っておられる方は意外と多いかも...。

でも、牛肉に関しては、一応前述のように定義付けをし、
きちんと、区別をして流通・販売されています。

もし、牛肉の定義を知らずに買ったとしても、
「知らなかった!そんなことなら、次からは和牛を買おう!」

...で済むでしょうが、お墓はそういうわけにはいきません。

法的には問題はないにしても、消費者に正確な情報を伝えるためには、
最低でも「国産○○石 中国加工墓石」程度の表記や口頭での説明は、
高額商品であるお墓を販売する側のモラルとして必要なのではないでしょうか。

そして、本当に国産の石材を使用し、日本国内で作られた墓石には、
『純国産』と表示し、消費者側がきちんとした判断ができるようにするべきです。

墓石に関しても「国産」「純国産」の区別を、きちんと明確に定義付けをすることが、
業界として考えなければいけない時代になっているのではないでしょうか。


4.理想は石材産地の近くで加工するのがベスト!

国産の墓石と中国産の墓石のどちらが良いか?

...という国の問題はともかくとして、
技術レベルが同じならば、やはり産地に近いところで作られた方が、
良いものが出来上がる確率は極めて高いと言えるでしょう。

これは、何も墓石だけに限ったことではなくて、
食べ物などでも、同じことが言えるのではないでしょうか?

「やっぱり、日本海で食べるカニは最高!」


「さすが、神戸ビーフのステーキは絶品ですねぇ!」


「本場、讃岐で食べるうどんはコシが違う!」


などなど、やはりその土地の名産品と呼ばれるものは、
その土地に行って食するのが一番美味しいのではないでしょうか?
(もちろん、それらの中にも美味い不味いはあるでしょうが...)

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何といっても、石材産地で腕の良い石工職人が、
最高の素材を使ってつくるお墓にはかないません。


まして、お墓は大地の自然の石から作られるもの。


切って磨いてみないと良い石かどうかわかりません。


もし、加工の途中で、その石が良くないとわかると、
新しい石を調達して新たに墓石を作り直す必要があります。
(そのまま、製品化する工場も多数ありますが...)

そうなってくると、使用する石材の採石地に比較的近い方が、
新たな石の手配や交換などがスムーズに進みやすいという利点があります。

関東の銘石、神奈川県産「本小松石」や茨城県産「羽黒青糠目石」などは、
関西の石材加工工場で使用されることは少なく、
逆に、関西から西で採掘される最高級墓石材の香川県産「庵治石」や、
愛媛県産「大島石」、佐賀県産「天山石」などは、
関東方面で墓石として加工されることはあまりありません。

私ども、第一石材で扱う「国産墓石」は、香川県の石材加工地である、
「庵治・牟礼(あじ・むれ)」の中にある約300件ある加工工場の中から、
トップレベルの加工工場並びに、石工職人がお作りさせていただく、
『純国産墓石』にて消費者の皆様へご提供させていただいております。

第一石材では、日本で採掘された石を中国に輸出して、
中国の石材加工工場にて作られる通称「国産墓石」は一切取り扱いません。

また、基本の加工賃だけで製作が可能なオーソドックスな和型三段墓の
本体のみを日本国内の加工工場で作り、アール加工等複雑な加工を要する
「花瓶型花立て」など、国内で加工すればかなりの加工賃がかかる付属品のみを、
中国の石材加工工場にて作ったものとを合体して販売するということもいたしておりません。
(これらも、すべて「国産墓石」として堂々と販売されています)

お客様の要望により、他の石材店との相見積もりとなった時には、
値段では、中国でつくられる通称「国産墓石」と呼ばれるものには当然かないません。

とは言っても、そんなに大きく値段が変わるわけではありません。

製品の加工精度と危険度を考えると、やはり『純国産墓石』につきます。


5.日本と中国の墓石加工方法の大きな違い!

「通称国産墓石」と「純国産墓石」の2種類の国産墓石?

この2種類の名前は、分かりやすくするために私が勝手に付けたものですが、
前者は、日本の石を中国の石材加工工場でつくった墓石、
後者は、日本の石を日本国内の石材加工工場でつくった墓石という意味です。


「通称国産墓石」と「純国産墓石」のどっちが良いのか?


...という問題について考えるにあたり、
先ずは、日本と中国の石材加工工場とでは、
墓石の加工方法が根本的に異なるということです。

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「天目取り」にて小割りにした原石


『天目取り』にてつくられる「純国産墓石」

木に柾目、板目という木目があるように、
大地の自然から採掘される石にも石目があります。

大地の自然から採石される石の多くは、切り出される石の方向によって、
目の細かな面、目の粗い面など石の色目や目合いが異なります。

東日本方面で採掘される石についてはよくわかりませんが、
西日本を代表する高級墓石材の一つである四国・愛媛県産「大島石」は、
"目肌"と呼ばれる面と"しわ肌"と"二番肌"の石目の面があります。

"しわ肌"が最も石目が細かく見た目にも綺麗な面で、
"目肌"は目の粗いあまり美しくない石目の面となります。

これらを墓石として加工・製作する時に、
墓石が完成した時に正面に立って見える前面には、
最も綺麗な面である"しわ肌"の面を使用し、
目の粗い"目肌"をあまり目立たない天場(上面)にします。


これを『天目取り』と言って「大島石」が最も綺麗に見えるつくり方なのです。


「大島石」に限らず、墓石材の最高級ブランドである、
四国・香川県の「庵治石」や、九州の銘石で最近人気の高い、
佐賀県産「天山石」なども同様の方法でつくられているのです。

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屋島より庵治石採石丁場・五剣山を望む


理にかなっている『天目取り』によるお墓づくり

数千年前から1億年以上前に火山活動を中心とした地殻変動が起き、
地中深くでマグマがゆっくり冷えて固まり変成してできた花崗岩が
その後の地殻変動で隆起し、日本列島の基盤になったと言われています。

そうして気の遠くなるような年月を経て石が形成される過程において、
地下水の進入路のとなった、石には「水みち」と呼ばれる水の通り道があります。

雨水はこの「石の水みち」を縦の目に沿って下部へ抜けていきます。
横方向の石目で作った墓石はしみこんだ水が抜けにくく、
冬場の凍結による水の体積膨張の繰り返しにより風化の原因となります。

石工職人はこの縦目の石目を「天目」と呼び、
美しく耐久性に優れた「こだわりのお墓づくり」を続けています。


つまり、見た目の美しさと、耐久性との両方を考え、
理にかなっているのが、『天目取り』にてつくられる墓石なのです。

「通称国産墓石」と「純国産墓石」のどっちが良いのか?

日本の一流と言われる墓石加工工場では、このような工程を経て
一つ一つの墓石が丁寧につくられていくのですが、
中国における「通称国産墓石」の加工工程においては、
日本のように『天目取り』にて墓石をつくることはいたしません。


なぜならば、原石の「歩留まり」の問題です。


日本の石をわざわざ中国に運んでまでお墓をつくるということは、
できる限りコストを下げるということ以外に目的はありません。


つまり、原材料にロスの出る加工方法は販売価格を考えると選択できません。


ただ、日本の石材加工工場のすべてが『天目取り』にて、
墓石の加工・製作を行っているわけではなく、
やはり、コストを下げるために中国の加工方法と同様、
石目・色目を合わせをせずに墓石の加工・製作を行っている工場も多数あります。

日本の石材加工工場にて『天目取り』でつくられた「純国産墓石」は、
石目・色目がそろった美しい仕上がりの墓石となりますが、
中国の石材加工工場でつくられた「通称国産墓石」は、
パッチワークの様に、まるで異なる石でつくったかのような、
石目・色目の違う墓石に仕上がる可能性は否定できません。

これらは「プロが見ないとわからないのでは?」というものだけではなく、
一般の消費者の方が見てもわかる程、ひどい状態の墓石もしばしば見受けられます。

中国の石材加工工場では、これらを少しでも美しく見せるために、
原石の薬品処理・熱処理や、薬品・オイルなどを使用して、
様々なこまかし加工が施された「通称国産墓石」がつくられています。

【注釈】これらごまかしの手法は元々は日本の発注元が中国の石材加工工場に対して
技術指導(はたして、これが技術指導と言えるたぐいのものか?)をして行われてきたもので、
モラル的にはどうかと思いますが、現行の法律では規制できないのが現状です。

これらは、消費者の手元に届いた時には美しく化粧が施されているため、
墓石が新しい内は、なかなか見分けがつきにくいやっかいな代物です。

良いお墓選びは、良い石材店選び

ここまで知っても、あなたは中国の石材加工工場でつくられた
「通称国産墓石」を少しばかり安いという理由だけで買いますか?

本当に品質の良い「純国産墓石」をご希望されるなら、
原石の採石丁場との間に、非常に良好な人間関係ができており、
極めて高いレベルの技術力を有する石工職人をかかえ、
妥協を許さない巧みの技をもって、墓石をつくってくれる石材加工工場と、
直接対話ができる関係を持った石材店を選ばれることがすべてです。


やはり、どんな商売でも最終的には人間関係です。


例えば、あるレストランが貴重なヴィンテージワインを、
たまたま酒屋さんを通して手に入ったとしましょう...。


さて、その店の店主は、この貴重なワインを誰に勧めるでしょうか?


初めて来られた一見のお客様でしょうか?


それとも、いつも贔屓にしていただいている常連のお客様でしょうか?


普通に考えれば、やはり常連様でしょうね!


墓石も同じく、原石の採石場で採れた最も良い石は、
長い年月つき合いのある加工工場に優先的に卸されます。

そして、その加工工場は、最も良い石でつくった墓石を、
どこの石材店に卸すかによって墓石の善し悪しが異なってきます。

そうなってくると、良いお墓づくりを考えられるのならば、
いかに、良い石材店に出会うかが非常に重要な問題となるのです。

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香川県、庵治・牟礼の石材加工工場で作る「角花瓶型花立」


以上のような理由をもって、私ども第一石材では、
中国の石材加工工場でつくられた通称「国産墓石」と称するものは、
たとえ、「花瓶型花立て」等の付属品一つにしても取り扱っておりません。

価格を安く抑えるためだけに、わざわざ中国の石材加工工場でつくるという、
こんな中途半端に「国産墓石」と呼ばれる墓石を選ぶ位なら、
むしろ、中国やインドをはじめとする外国産の良質な石材を、
中国の良い石材加工工場でつくられた墓石を選ばれる方が、
よほど賢明な選択じゃないかと思うのが私の個人的な考えです。


...とは言っても、どんな中国製品でも良いわけではなく、
約1000件近くある中国の石材加工工場の中でも、
技術的に優れ、ごまかしをしない石材加工工場で、
きちんとつくられた墓石であるということが前提ですが。


では、中国の中でも「良い工場」と「悪い工場」では、
どのように、どの程度、出来上がってくる墓石に差が出るのでしょうか?


6.中国産墓石の流通経路?

石材加工工場外観

中国・福建省の石材加工工場外観。


中国の「良い工場」「悪い工場」を消費者が選べるのが?

前項の最後に、数多くある中国の石材加工工場にも
「良い工場」と「悪い工場」がある、というお話をいたしました。

それでは、消費者の皆様が中国産のお墓を購入するとした場合に、
「良い工場」を指定して、墓石をつくってもらうことができるのでしょうか?

結論から言うと、極めて難しいと言えるでしょう!

「えっ、どうして?」


「消費者が直接、中国の石材加工工場を指定できないのはわかるけど、
購入する石材店ならどこの工場に依頼するかは決められるんじゃないの?」


...というような声が消費者から聞こえてきそうですが、
実際には、石材店でもなかなか中国の工場を選ぶことはできません。

何故かと言うと、お客様から中国産のお墓の注文を受けた石材店は、
直接、中国の石材加工工場に加工・製作依頼をしているわけではないからです。

では、どうしているのかといえば、墓石・石材製品を専門に、
加工・製作から輸入までを取り扱っている、「石材商社」と呼ばれる会社に、
お客様からご注文を頂いた、お墓の加工・製作を発注するのが通常です。

そこから先は、その石材商社の発注担当者や経営者が、
中国にいくつも取引のある石材加工工場の中から、
どの工場に、そのお客様の墓石の加工・製作を発注するのかは、
お客様本人はもちろんのこと、石材店すら知る由もありません。

世界最大の石材マーケット、中国・福建省

それらの石材加工工場は中国のどのあたりにあるのかというと、
中国の南東部、福建省沿岸部の泉州、崇武という地域に集まっています。


地理的には、ちょうど台湾から海を挟んで西側に位置します。

福建省地図

台湾の西側に位置する中国・福建省。


この地域は、世界最大の石材マーケットとして、
日本をはじめ、欧米向けの墓石等の石材製品はもちろんのこと、
建築材を専門とする工場や、彫刻品をつくる工場など、
ありとあらゆる石材加工工場が以前には3,000件以上もありました。

だが、リーマンショックの後、欧米や日本の景気低迷を受け、その数は減り続け、
今では当時の三分の一以下の1,000件にも満たない数に減ったのではないでしょうか?

また、一部の石種に限っては、中国東北部の遼寧省・大連にも
石材加工工場があり、日本向けに墓石の加工・製作が行われています。

これらの工場でつくられる墓石等は、天然の素材を材料としているため、
ライン化された工業製品のように、二つとして同じモノはできません。

そして、どの業界も同じですが、これら数多くの石材加工工場の中には、
当然のごとく、「良い工場」と「悪い工場」が存在します。

出来上がってくる製品の品質は良いが、値段も高い工場から、
値段は安いが品質も悪い工場、また、品質も値段もそこそこの工場など様々です。

女性の石職人

手加工による「小タタキ」仕上げをする女性の石職人。


工場によって製品精度の差が大きい中国産墓石

ましてや、近年のように長い景気低迷の影響で、デフレ社会が続くと、
お墓も例外ではなく、より安いものを希望される消費者も多くなります。

そこで、販売する側の石材店としても、同じ石種で同じサイズの墓石なら
他店より少しでも安く消費者に販売することができれば競争力につながります。


しかし、石材店もそれ相応の利益を確保する必要があります。


デフレ社会において、安価な墓石の需要が多くなってくると、
石材店や仏壇店等の墓石販売店に、製品を供給している石材商社としても、
墓石販売店の要望に応えられるような提案をする必要に迫られます。


もちろん、墓石販売店も石材商社に、かなりきつい要求を出しているのですが...。

石材加工工場内部

中国・福建省の石材加工工場内部。


相談を受けた石材商社としても、赤字を出してまでの商売はできません。

とは言っても、大切な得意先である石材店等からの依頼ごとなので、
むげに断るわけにはいきませんし、石材商社間での競合という問題もあります。

そこで、中国国内に数多くある石材加工工場の中から、
墓石販売店の利益につながりそうな魅力的な価格で、
墓石を加工・製作してくれる工場を見つけないといけません。

なおかつ、石材商社が取引のある各石材店等に製品を卸すためには、
ある程度の量産体制が整った工場というのも条件となってきます。

しかし、何はともあれ、「価格ありき」が最優先になると、
同じ石種の石材でも品質が悪かったり、等級が下がったり、
また、加工レベルが極めて低かったりする危険性が高くなります。

石材商社を通さずに、中国産墓石を直接仕入れている石材店

このように、石材店がお客様から注文を頂いたお墓が、
中国のどこの工場で、どの程度の技術力の石工職人が手掛けるのかは、
石材店ですら全くわからないまま、完成した墓石が届けられるのです。

まるで、写真も釣書もない「お見合い」みたいなものです。


これって、かなり不安ですよね!


しかし、現在日本国内のおそらく99%の石材店や仏壇店等の墓石販売店は、
このように、石材商社を通じて中国産墓石を仕入れているのが現状です。

検品をする能島孝志

中国の石材加工工場で検品をする私、能島孝志。


それが、不安ならば弊社のように、直接中国に出向き、
自社提携工場での原石のチェックや、加工に関する要望を相手に伝え、
石材商社を通さずに、お客様からの注文の墓石を完全自社設計でつくり、
自分自身で検品し、輸入している石材店を探して墓石建立を依頼すれば、
注文されたお墓が、中国のどこの工場でつられているかは必ずわかります。

もしくは、全体に占める割合は少ないかと思いますが、
「安かろう悪かろう」の中国製品は一切取り扱わず、
価格は割高だが、中国国内でも技術力の高い石材加工工場で作られた製品のみを、
石材店をはじめとする墓石販売店に供給している石材問屋から、
墓石などの石材製品を仕入れている石材店に頼むのも一つの方法です。


当然、お墓の値段は少しばかりは高くなるかもしれませんが、
値段の差以上に安心できるお墓づくりに繋がるでしょう!


いずれにしても、消費者の方々が原石の善し悪しや、
加工精度の善し悪しを、お墓の購入時に判断するには極めて難しく、
建てた後でしか、満足できるかどうかの結果がわからないのが実情です。


【注】掲載の中国石材加工工場の写真と本文の内容とは無関係です。



7.自社加工と自社施工の違い?

「自社加工」と「自社施工」はどう違うの?

現在では、日本国内で販売されているお墓の約8割が、
中国でつくられていることはこれまでにお話しさせていただきました。

消費者の中には「中国産は不安だからインドの石にしよう!」
と言って、インド産の墓石を選ばれる方がいます。

墓石製作風景1

中国・福建省の石材加工工場での墓石製作風景


しかし、インド産の石であれ、南アフリカ産の石であれ、
はたまた、ヨーロッパやアメリカ産の石であっても、
ほぼすべてが、中国の石材加工工場に運ばれ、
墓石等の石材製品として加工・製作されているのです。

また、極端な例では、市場に流通している、中国産やインド産の墓石は、
それぞれの産地から、材料となる原石を輸入して、
日本で、個々の石材店がつくっていると思っている方も少なくないようです。

何故かといえば、○○石材店のチラシやホームページには、
「当社はすべて自社施工だから安心!」と書かれてあったので、
当然、墓石は○○石材店でつくっていると思っていた...とか。


「自社加工」と「自社施工」は全く意味が違うのです!


では、具体的にどう違うのかを、辞書で調べてみますと、
「加工」とは原料や素材に手を加えて新しいモノをつくること。

すなわち、「自社加工」とは、石材店が墓石の材料となる原石を仕入れて、
自社の工場ですべてを加工して、墓石に仕上げるということを意味します。

墓石設置作業風景2

墓所での墓石設置作業風景


また、「施工」とは、設計図あるいは仕様書に基づき、
建築物並びに工作物をつくり上げること、と辞書に書かれてあります。

お墓でいうと、すでに製品として出来上がった墓石を、
自社が雇用する職人が、墓地にて設置作業を行うことを「自社施工」と言います。


なんか、微妙にわかりにくいですね!


つまり「自社施工」だからといって、必ずしも安心な墓石とは言えないのです!

「自社施工」と「外注施工」とどちらが安心?

施工は自社であっても、実際に墓石を加工・製作しているのは、
日本国内であれ、中国であれ、その石材店ではなく、
どこかの石材加工工場でつくられているのですから、
製品の善し悪しは、それらの工場の技術次第ということになります。

また、「自社施工」を行っている石材店に、
「うちは下請けに施工を任せてないから安心です!」


...と言われた、という話をよく耳にします。


これに関しては、一概に言えないのではないかと思います。


自社で施工を行っている石材店の職人さんの施工技術と、
いわゆる、墓所での施工を、石材店から請け負う仕事を専門としている、
施工専門業者の職人さんの技術と比較した場合に、
「自社施工」を行っている石材店の職人さんの方が、
優れているとは、必ずしも言えないのではないでしょうか?

お墓の工事の場合は、住宅などの建築物と異なり、
建築基準法によって定められた工法にて施工をする必要がないため、
基礎工事や、地震に対する耐震工事、目地の仕上げなど、
施工方法は、それぞれの石材店によって大きく異なります。

...となれば、自社施工、外注施工うんぬんよりも、
お墓を販売する石材店の営業方針や、経営者の考え方によって、
施工の良し悪しが、大きく変わってくるといっても過言ではありません。


ちなみに、大手ゼネコンが自社の大工さんを使って、
ビルやダムの建設工事を行っているでしょうか?


お墓の施工も同様です!


結局は誰が設計し、誰がお墓が出来上がるまでの施工工程を管理をし、
どの程度の技術レベルの職人さんが、墓地での墓石設置工事に携わるかによって、
一見、同じように見えるお墓でも、実際は出来栄えが異なってくるのです。


もちろん、そのためには日本での加工、中国での加工を問わず、
品質の良い原石を、技術力の高い石工職人によって、
きちんとした工程にてつくられた墓石であるということが前提となりますが...。


8.国産墓石と中国産墓石の研磨と加工精度

「砥石」による研磨と「バフ」による研磨の違い

今回のテーマは、国産墓石と中国産墓石の研磨、
いわゆる、墓石加工の最終工程である艶出し作業と、
水平レベル、直角レベル等の加工精度に関する違いのお話です。

墓石を磨き上げる研磨工程については、大きく分けると、
「砥石」による研磨と「バフ」による研磨とに分かれます。

動研磨工程

日本国内の石材加工工場における自動研磨工程


日本国内でも、最高レベルの加工技術を誇る石材加工工場が集まる、
四国・香川県の「庵治・牟礼」の、一流石材加工工場では、
7?8種類の目の粗い砥石から、目の細かい砥石を用い、
石の表面が鏡のようになるまで、長い時間をかけて丁寧に磨き上げます。


ゆっくりと、時間をかけて磨き上げた墓石は艶が長持ちします。


しかし、砥石を主体とした研磨方法は手間と時間を要します。


そうなると、安価に仕上げるためには、コストがかかってしまい、
消費者に安く墓石を提供することが難しくなってきます。

研磨風景

中国の石材加工工場でのバフによる研磨風景


こうしたコスト面での理由で、中国の石材加工工場での墓石研磨は、
砥石だけではなく、「バフ」を多用した研磨が主体となっています。

バフによる墓石の研磨は、砥石による研磨と比較すると、
半分程度の手間と時間で済むため、コストダウンには欠かせません。

しかし、バフ仕上げの場合は、研磨を行う際に、
石の表面に、ある程度の熱を加えないと艶が出にくいため、
艶を出そうとすると、必然的に石の表面は高温になります。

通常、石材を磨く時には大量の水を出し、
石の表面を冷やしながら磨いていくのですが、
より早く、墓石等の製品として仕上げるためには、
水の量を少なくして研磨をしている光景もよく見かけます。

このような方法で、バフ仕上げを行った石の表面は、
花崗岩の主成分の一つである雲母が剥離を起こし、
顕微鏡で見ると、石の表面が毛羽立ったような仕上がりになります。

また、高熱による研磨の影響で、石の表面が白濁化し、
艶の質感も悪く、奥行きのない光沢になる危険性もあります。

砥石仕上げでは、大量の水を出しながら研磨を行いますので、
摩擦による熱が低く、石の表面が傷みにくいのです。


研磨の仕上がり具合の違いを、プロが見れば一目瞭然!


砥石仕上げにて、時間をかけて磨き上げた墓石の方が、
高熱をかけ、バフにて短時間で磨いたものと比べると、
見た目だけの、表面だけの艶ではなく、
石の内側から出てくる、奥深い透明感のある艶が特徴で、
石本来が持つ、深みのある色艶が長年にわたり持続します。

手動研磨工程

中国の石材加工工場における手動研磨工程


中国の石材加工工場の中でも「砥石」を主体とした
研磨方法を取り入れているところもありますが、
日本の一流加工工場のレベルにはまだほど遠いものがあります。

逆に、日本国内のすべての石材加工工場が、
これまで述べてきたような丁寧な砥石仕上げで
墓石を加工・製作しているわけでもありません。

日本と中国の製品加工精度の違い

出来上がった製品の水平レベル、直角レベル等の加工精度については、
日本の石材加工工場で作られた製品の方が、格段に良いと言えるでしょう。

この加工精度の差の原因の一つ目は、日本の石材加工工場では、
コンピューター制御による、高性能の加工機械を使用して
墓石の加工・製作を行うのが現在では主となっていますが、
中国では、人件費の安さを武器に、人の手による加工が主となってきました。

そのため、直線、平面、水平、直角等の加工については、
優れた加工機械を使用するのとは違い、精度が悪くなりがちです。


二つ目は、やはり国民性の違いでしょう!


例え、1ミリの誤差であっても妥協しない、日本人の細かな職人気質と、
「1ミリ、2ミリに何が問題があるのか?」と、細かいことには頓着しない、
良い意味で言えば、中国人のおおらかな気質との違いがあります。


この気質の違いも、加工精度に大きく影響しているのです。

浮彫り彫刻

中国の彫刻専門工場における浮彫り彫刻


中国人の気質には、縦○○mm×横○○mm×奥行き○○mmというような製品より、
「オリジナルデザイン墓石」のように、アール加工等の特殊加工や、
手加工でしか出来ないような、彫刻品の加工・製作の方が合っているのかも知れません。


これらの違いを考えると、高級品である日本の石を使ったお墓をお考えならば、
日本の、それも技術レベルの高い石材加工工場でつくってもらうべきでしょう。

一方、外国産の石を使っての和型墓石や、オリジナルデザイン墓石をお考えならば、
中国の中でも、技術レベルの高い石材加工工場とパイプを持つ石材店に依頼すれば、
かなり安心度の高いお墓を建てることができるかと思います。


絶対にお薦めできないのが、「国産墓石(通称?)」と称する、
いわゆる、日本の石を中国の石材加工工場でつくったものには手を出さない方が賢明です!


少々、安く買ったつもりが、結局は高い買い物になりますよ!


【注】掲載の中国石材加工工場の写真と技術レベルとは一切関係ありません。


9.まぎらわしい名称で販売される中国産墓石?

国産墓石の材料となる、日本で採掘される石には、
「庵治石」「本小松石」「大島石」「万成石」「天山石」など
それぞれの石材に、きちんとした名前が付いています。

しかし、中国で採掘される石にはそのような名前が付いているものは少なく、
「G623」「AG98」「101CA」「K12」「G663」「G354」など、
アルファベットと数字で表記された名称の石材がほとんどです。

インドで採掘される石も、「M-1H」「MU」「YKD」など、中国産と同様です。

まぎらわしい名称で販売される中国産墓石

「AG98」?日本石材産業協会発行/墓石用石材規格カタログより


なぜ、元々の名称を変える必要があるのか?

これらは、その石が採掘される地域や、採石丁場の記号や番号が
そのまま、石材の名称となったものが数多くあります。

そして、墓石として製品加工され、日本に輸出される際にも、
その石材の正式名称として、これらの記号が使用されるのです。

ただ、私たちのように、墓石の販売に従事している者であれば、
これらの名称は、日ごろから聞き慣れていますので、特に違和感はありませんが、
石材店の店頭に「AG98高級青御影石墓石」と表記された墓石を消費者が見たときに、
はたして、表記通りに高級青御影石のイメージを持ってくれるでしょうか?

消費者から見れば、「AG98」や「K12」などと表記されていると、
自然の石ではなくて、人工の石だと思っている人もいるようです。


また、販売する側も同様に、「安っぽいイメージのため売りにくい!」


...と思っている石材店や霊園等も少なくありません。

霊園の墓石販売チラシ

「霊園の墓石販売チラシ」


消費者が錯覚するような、まぎらわしい名称

このような理由から、自社が取り扱う中国産等の墓石が、
消費者に少しでも高級感を抱かせる方策として、
石材商社や石材店、霊園、仏壇店など、墓石を取り扱う業者が、
それぞれの石に、おのおのが好きな名前を付けて販売するのです。

たとえば、香川県にて採掘される最高級墓石材「庵治石」に、
色目や石目の雰囲気が、少し似ているというだけで、
「中国庵治」とか「○○庵治」などの名前を付け、
愛媛県の高級墓石材「大島石」に似ていれば、
「新大島」や「△△大島」などと、適当に付けられるのです。

日本で採掘される、正真正銘の「庵治石」や「大島石」と比較すると、
見た目の風合いも、石質等も全く異なり、似て非なるものなのですが、
消費者側からすれば、かなりまぎらわしい名称なのは確かです。


石材店等が、独自の名称を付ける目的としては、高級イメージを出すためと、
もう一つは、他社と相見積りになった場合に、見積書を見た際、
実際にはどの石で見積りをしたのかを、わかりにくくするためでもあるのです。


しかし、まだ「○○庵治」や「△△大島」などはマシな方です。


なぜならば、中国産のどの石に、そのような名前を付けたかが、
プロの石材店ならば、おおよその想像できるからです。


これが、「庵治石」や「大島石」とは全く関係のない、
「雲龍石」や「白鷺石」などの名前が付けられている場合には、
本来の石種を想定するのは、かなり難しくなるでしょう。

たとえて言うならば、スーパーの鮮魚コーナーに並べられている魚が、
スーパーごとに、まちまちの名前が付けられていたとしたらどうしますか?

「マグロ」や「カツオ」が、それぞれの店で違った名前で売られることになるのです。
(魚の場合は、地域によって呼び名が異なる場合はありますが...)


もし、そんなことになればきっと大問題になりますよね!


一般社会では、とんでもない大問題となってしまうようなことが、
墓石業界では、ごく普通に当たり前のように行われているのです。

また、トラブルの原因となることも珍しくなく、
消費者への不信感につながってしまう恐れもあります。

(社)日本石材産業協会でも、こうした業界の不信感を払拭し、
消費者への信頼を築く意味でも、石種の名称統一を目指してきましたが、
規定法律や強制力が無いため、どうすることも出来ないのが現状です。

これらの、まぎらわしい名称は、中国側が行なっている訳ではなく、
利益追求に走る、日本国内の墓石販売に携わる各会社が行っているものです。



独自の名称を付けること自体には、法的には問題無いのかも知れませんが、
消費者の立場に立った、良心的な商売とは言い難いものであります。


10.国産墓石か?中国産墓石か?よりも石材店選びが重要!

お墓は大手石材店で買うのが良いのか?

これまでのブログでは、国産墓石や中国産墓石の流通経路や、
加工・製造工程等の違いについて、色々とお話をしてきました。

良いお墓を建てることが、こんなにも難しいものなら、
少々値段が高くても、テレビCM等の広告を頻繁に出している、
大手石材店で最高の墓石をすすめてもらうのが一番安心!


...なんて考えておられる方もいらっしゃるかも?

石材店選びが重要

でも、はたしてそれが良いお墓を選ぶ最良の方法でしょうか?


どんな商品でもそうですが、高いお金を払ったからといって
必ずしも満足のいく商品が手にはいるとは限りません。


有名ホテルの中の、高級寿司店で食べるお寿司より、
路地裏の小さな店で、夫婦二人でやってるお寿司屋さんの方が
値段も安く、温かい雰囲気で、味もすばらしいかもわかりません。

有名ホテル内のテナントで、寿司店を経営しようとすれば、
開業費、家賃、人件費など、店舗運営にかなりの経費がかかるでしょう。

逆に、夫婦二人でやっているお寿司屋さんなら、
ホテル内の寿司店と比べ、営業経費がそんなに掛からない分だけ、
同じネタでも、少し安くお客様に提供できるでしょう。


お墓も同じで、大手石材店に高いお金を払って建てたからといって、
消費者にとって、必ずしも満足のいくお墓が建つとは言い切れません。

これが、車や家電製品、時計などの工業製品を購入するのならば、
やはり、大手の信頼できるメーカーの商品を選んだ方が安心かもわかりません。

しかし、お墓は自然の素材を、1点ずつ作り上げていくものであり、
それが大手の石材店であっても、町の小さな石材店であっても、
製品の流通経路は、国内の石材加工産地か中国の石材加工工場のどちらかです。


もしくは、わずかですが国産墓石は自社加工をしている石材店かでしょう。

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石材店の経営方針と、経営者の考え方でお墓の良し悪しが決まる!

大地の自然から産出され、天然の素材である石を使用し、
人間の手で一つ一つ作り上げていく、墓石という製品は、
日本国内の一流加工工場であっても、中国の優良工場であっても、
その時その時によって、出来栄えが多少変わってくるものです。

それをチェックし、ダメな場合は新しく部材を作り替えたり、
細部に至るまでの加工検査を行い、お施主様にお届けするかどうかは、
小売店である、石材店の考え方によって異なってきます。

そうなると、購入する石材店の会社としての規模ではなくて、
その店の経営者を筆頭とする、会社の経営方針によって、
良いお墓を適切な価格で買えるかどうかが決まります。

お墓を購入される際に、高いお金を払えば良いものができるとも限りませんし、
安いお墓を購入したからといって、見た目も貧祖で耐久性に乏しいとも限りません。

良心的な石材店ならば、お施主様の考えている予算内で、
できる限りの最高のお墓を提供してくれるでしょうし、
悪質な石材店なら、ぼったくられる可能性も大いにあります。


国産の高級墓石を選ぶにしても、中国産の墓石を選ぶにしても、
消費者は、どこかの石材店等の墓石販売店から購入するわけですから、
やはり、「店」と「人」がキーポイントになってくるでしょう。

また、同じ石材店内でも、営業マンごとに提案力や気配り等の能力も異なり、
価格に関する決裁権なども違えば、出来上がってくるお墓の形や品質、
そして、最終的には購入する金額にも差が出てくるかもわかりません。


石材店に行かれた際には、墓石や価格について尋ねるのは当然のこと、
その会社の経営方針や、担当者の人間性などに目を向けることが、
国産、中国産といった問題よりも、良いお墓づくりのためには重要なのかもわかりません。



このブログを読んでくださった皆様が、本当に信頼できる石材店に巡り会え、
家族全員の方が、満足できるお墓づくりができますことを心から願っております。




『墓石大賞』受賞・4度の実績
1級お墓ディレクター・能島孝志がご提案する
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一般社団法人 日本石材産業協会加盟の
㈱第一石材は主要官公庁、企業様、労働組合様など、
多数の団体様との提携をさせていただいております。

指定店・特約店 主要契約先(五十音順・敬称略
  • カトリック大阪大司教区
  • 川崎重工労働組合
  • 金宝堂
  • 神戸個人タクシー事業協同組合
  • 神戸市職員共済組合
  • 神戸税関労働組合
  • 神戸赤十字病院
  • 住友ゴム労働組合
  • 全労災・兵庫県本部
  • 株式会社TASAKI(田崎真珠)
  • 電友会・兵庫支部
  • 兵庫県勤労福祉協会(ファミリーパック)
  • 兵庫県警友会
  • 兵庫県職員互助会
  • 兵庫県弁護士協同組合
  • フジッコ株式会社
  • 富士通テン労働組合
  • 三菱重工労働組合・神戸造船支部
  • 三菱電機労働組合
  • 三ツ星ベルト労働組合
  • 株式会社八木研(現代仏壇)
  • 株式会社ユーハイム
  • JA共済連兵庫
  • JFEスチール労働組合
  • SDカード優遇店
  • TOA株式会社

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神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!

神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ

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